戦争展実行委員会 屯鶴峯(どんづるぼう)フィ-ルドワ-ク(12/14)

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戦争展実行委員会では戦争遺跡を巡るフィ-ルドワ-クとして、12月14日(木)奈良県香芝市穴虫にある「屯鶴峯」に行って来ました。白い凝灰岩が露出している景勝地で知られる香芝市の屯鶴峯には、戦時中に掘られた地下壕があります。本土決戦に備えて旧日本軍が第二次大戦末期に掘ったとされ、西壕、東壕と2つに分かれ総延長はそれぞれ約1キロに及びます。戦闘指令や通信の為に作られましたが、まもなく終戦を迎え実際に使われる事はありませんでした。地下壕の調査をNPO法人「平和のための香芝戦争展」が取り組んでおられることを知り案内して頂きました。フィ-ルドワ-クの当日は快晴に恵まれ10月中旬並みの気温の中、急な山道を上り下りして参加者はしっかり汗をかいた1日となりました。

 

屯鶴峯の奇岩群を登りました。峠からは斜面に一面の葡萄畑も眺められました。

 

屯鶴峯 西壕の入り口付近 2日前に雨が降ったため大きな水たまりが出来ていました。中は真っ暗でした。

 

地下壕の中は灯りがなく、参加者持参の懐中電灯で照らしながら見学しました。一番大きな通路は120メ-トルあるという事です。天井も高く格子状に広がっているので、その広さに驚きました。

 

西地下壕の上は傾斜地になっていて道も歩きにくい所でした。夏であれば樹木で見にくかったようです。建物の跡地・迎撃を想定した戦闘施設「掩体」の遺構など説明して頂きました。

 

「平和のための香芝戦争展」の西嶋拓郎さんが案内してくださいました。

 

今後の予定  戦争パネル展示  3月6日(水曜日)から3月27日(水曜日)

映画上映   中村哲「荒野に希望の灯ををともす」 パネル展示期間中 日程未定