第二組 聞法会を開催しました
- 2024年09月08日(日)20:49
2024年9月6日(金)午後2時から、天王寺区の専行寺で、第2組聞法会が、組内の住職や坊守、そして門徒や推進員31名が参加して開催されました。
今回は、廣瀬俊先生(17組法觀寺住職)が『初めての正信念仏偈』の「已能雖破無明闇~即横超截五悪趣」を担当されました。
墨林浩組長(光照寺住職)により開会、専行寺武石住職の調声で正信偈(草四句目下)・念仏・和讃・回向を唱和しました。続いて広瀬先生によるご法話をいただきました。
まず、先生は担当部分を全員で詠んだ後、それぞれに小見出しを「すでに真実の教えに出遇っているのに」「煩悩が雲や霧のように覆い隠している」「見えないところにこそ、大切なものがある」「教えに遇うと言うことは、本来のいのちにかえること」とつけられ、お馴染みの小道具を使いながら、それぞれについて分かりやすく説明されました。
そして、特に「かんじんなことは見えない」について、サン・テグジュペリ作の「星の王子さま」紹介されながら話してくださいました。
休憩後は「見えないところに大切なものがある」ことについて、お寺の掲示板の「亡き親が残してくれた土地や財産が有り難いのではない、そのために流された汗と涙が有り難いのだ」や東井義雄先生(1912~1991,教育者、念仏者)の「のどちんこの話」、榎本栄一さん(1903~1998,詩人、念仏者)の「如来よりたまわりし 眼鏡をかけると 私のうしろの 功徳の大宝海がみえてくる」等を紹介しながら、お話いただきました。
特に、先生が阪神淡路大震災の時にボランティアに行かれた時のお話が深く心に残りました。帰りの電車で一緒に行かれていた先輩からの「明日もでてこられるのか」と言う問いかけでした。そして、その問いのなかから、自分がこうして毎日参加できるのが、奥さんの支えがあったからであり、「自分がやっている」という慢心に気付かされたということでした。
閉会は池田英二郎副組長により恩徳讃を斉唱して終わりました。
次回は、10月22日(火)午後2時から佛足寺でおこなわれます。(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)