第2組門徒会員研修大会&あゆみの会例会合同研修会が開催されました
- 2024年09月20日(金)7:45
2024年9月17日(火)午後1時30分から、天王寺区の宗恩寺を会場に、組内の門徒会員と推進員15名が参加して開催されました。
これは2013年に門徒会とあゆみの会が協議して、「聞法の機会を共に」の趣旨から継続されてきたもので、以来今日に至ります。
事務局本持の進行で開会、真宗宗歌斉唱のあと、第2組墨林浩組長(光照寺住職)から、ご挨拶をいただき、続いて中嶋ひろみ門徒会会長より開催趣旨のご挨拶をいただきました。
今回は、昨今、話題となります「本願寺相伝」について、研究されておられます池田英二郎先生(宗恩寺住職)にお話をいただきました。
先生は、まず、真宗大谷派が伝えているものは何かについて、それは「信心」すなわち「安心」であると。
そして、資料と75インチのディスプレイを駆使されながら、「相伝とは何か」について丁寧に、「歎異抄」や「恵信尼消息」、「浄土文類聚鈔(文類偈)」を引きながらお話いただきました。
そして、「本願寺相伝」は中興の祖 本願寺八代蓮如上人が「相伝」のシステムを確立されたこと。その著作の「御文」に「祖師聖人御相伝一流の肝要は、ただこの信心ひとつにかぎれり」(2帖目3通)とされ、本願寺住持の一子相伝では断絶の心配があるので、法脈を分流されたと。それは、本願寺を継職した長男の順如が早逝されたことがきっかけとも言われると、要約して話されました。
また、「聖教の言葉を一字一句理解し明らめるのではない。肝要を理解する。平生から耳にする知れたる義、覚えたことを心底に徹するまで幾度も聴聞する」(『略本私考』「叢書」2巻)
最期に、「相伝」は真宗大谷派の儀式・荘厳に表されていますと、話されました。
終わりに、閉会にああたり、あゆみの会会長の細川克彦さんにご挨拶をいただき、恩徳讃斉唱をして散会しました。(レポート・写真:本持 喜康〈即應寺〉)