第2組聞法会開催
- 2025年07月24日(木)7:54
7月15日(火)午後2時から、阿倍野区の法山寺(藤原 憲住職)で組内の住職、坊守、門徒、推進員23名が参加して猛暑の中、第2組聞法会が開かれました。
墨林 浩組長(光照寺住職)が挨拶。藤原 憲住職の調声で「正信偈」(草四句目下)・念仏・和讃・回向を唱和しました。
今回のご講師は昨年もお話しいただいた宮部 渡先生(大阪教区第15組 西稱寺住職)で、今回は天親菩薩章の前半についてお話しいただきました。
はじめに、一般に仏教は釈尊から始まったと言われているが、浄土真宗では、弥陀の本願から仏教は始まったと言われていると。
このことは『歎異抄』第2章に「弥陀の本願まことにおわしまさば、釈尊の説教、虚言なるべからず。…」(第2版聖典P768)に表されていると。そして、善導、法然、親鸞に伝えられてきたと。
また、「千部の論主」といわれた小乗仏教の大家、天親菩薩が兄の強い勧めを受けて、小乗仏教を捨てて、浄土の教えに帰されたことを親鸞聖人はとても大事にいただかれ、「正信偈」の天親菩薩章の冒頭に「天親菩薩造論説 帰命無碍光如来」と謳(うた)っておられると。
休憩後は、「群生を度せんがために、一心を彰(あらわ)す」の「一心」について、「皆さんは“南無阿弥陀仏”一つの心でもって暮らしてきましたか?」と尋ねられました。
そして、凡夫である私たちには、一心は成り立たないのではないか。二心も三心もあるのが私たちではないかと。
しかし、そんな私たちを捨ておかない「はたらき」を本願というのであると。
「一心」が私の心にまで成って下さっていることに気づくことが信心であると話されました。
~~本年度 今後の聞法会は下記の通りです~~
第4回 8月6日(水)午後2時
会場 光照寺(天王寺区上汐)
宮部渡師(15組西称寺住職)
第5回 9月6日(土)午後2時
会場 唯専寺(浪速区敷津)
廣瀬俊師(17組法観寺住職)
第6回10月16日(木)午後2時
会場 西教寺(阿倍野区東天下茶屋)
廣瀬俊師(17組法觀寺住職)
(レポート・写真:細川 克彦〈佛足寺〉)