第6組同朋大会開催 祖父江佳乃師の法話を聴聞

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 9月2日,第6組同朋大会が難波別院同朋会館で開催されました。今回は再来年の親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年大阪教区慶讃法要のお待ち受け大会として行われました。組内各寺院から多くの門徒が来場し,広い会場の最後列まで埋まりました。

 2時に開会すると,まず全員で正信偈同朋奉讃式のお勤めを行いました。その後,本田哲組長(專宗寺住職),寺田善建門徒会会長の挨拶がありました。

 法話は名古屋教区有隣寺住職の祖父江佳乃師より賜りました。自らの半生を辿りながら,血縁者の死が複雑な影を投げかけた幼少期に,名前の由来を語る祖父の言葉によって,かけがえのない自身に目覚めることができたこと,この私を決して捨ておかないという「如来より賜りたる信心」をいただくことで,あらゆる人が等しく救われて来たということ,そして誰もが自然に手を合わすことができる,多くの先達によって受け継がれて来たその心が「和」ということだとお話になりました。元アナウンサーで,節談説教の布教師でもある祖父江師の語り口は,情感豊かで思わず引き込まれるものがあり,時間が瞬く間に過ぎました。

 閉会に当たって山田重信組推協会長の挨拶がありました。退出に際しては,講師の祖父江師が会場の出口に立って,参加者の一人一人と言葉を交わして下さいました。参加者にとって,改めて日々を生きる活力がいただけた同朋大会でした。