21組 第40回 夏季仏教講座開催! その軌跡④
- 2022年07月11日(月)14:01
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2022年7月2日(土)、堺市堺区にあるフェニーチェ堺(旧堺市民会館)で21組主催、第40回夏季仏教講座が開催されました。
21組の38ヶ寺が合同で行う一大イベントであり、関わるスタッフも数十人に及びます。今回は各部署でご尽力いただいた、21組のスタッフにそれぞれの思いを語ってもらい、それを記事にしたいと思います。
最終回は、21組組長で委員長の山雄竜麿さんです。
振り返れば2019年の秋、私たちは、当組で大切に継続開催されてきた「夏季仏教講座」が、来夏いよいよ第40回を迎えるに当たり、いったいどんなテーマで、どなたを講師としてお迎えするのがふさわしいかと何度も話し合いを持ちました。
やがて、「「煩わしくないから」という理由で家族葬が当たり前となった今こそ、生死(しょうじ=生まれ死んでいくこの我が身の迷い)そのものを問うという基本に帰るべではないか、それには仏教のホスピスとも言われる「ビハーラ運動」の第一人者である田代俊孝先生のお話を聞くしかない」と組内がまとまっていったことです。
会場も、こけら落としが終わったばかりのフェニーチェ堺の大ホールを思い切って借りることになりました。
ところがです。誰も予想だにしなかった新型コロナ感染症の蔓延です。2020年も2021年も、とても開催できる状態ではありませんでした。断腸の思いで田代先生にお電話し、延期をお願いいたしました。
そして、新型コロナ感染症の影響が広がる中、私たちの生活はいよいよ孤立化を深め、世界中が混沌としてきました。思い返せばマスクの買い占め問題から始まり、信じられないことにウクライナでは大勢の方が戦火に苦しむ状況とまでなってしまったのです。
このような中、3年ぶりに夏季仏教講座を開催することを決断し、今一度先生にご出講をお願いいたしました。先生はご快諾いただいた後、混沌とした世情を受け「まことの世界・まことなき世界―「正義」はどこに―」という講題を付けてくださいました。
戦争とは正義のぶつかり合いです。では、正義とは、真実とはどこにあるのか。先生は端的に「真実は私の中にはありません。仏様が差し向けてくださるのです。」
「親鸞聖人はご自身のことを愚禿親鸞とおっしゃっているでしょ。浄土真宗を学ぶほど自分の愚かさが見えてくるのです。真実に照らされて虚仮不実の身であると知らしめられるのですよ。」(趣意)とお話ししてくださいました。
新型コロナ感染症に翻弄され、いよいよ右往左往している私ですが、その根本問題はコロナ以前と何も変わっていないのです。だからこそ、どこまでも自分の中に正義を立てようと、あるいは、あるはずもない真実を立てようとしていないかを、仏法に聞いて行く必要があるのです。それは聖徳太子が歩まれた道であり、また、宗祖親鸞聖人が歩まれた道に他ならないのです。
言葉を変えるならば、新型コロナ感染症によっていよいよ孤立化が進むと感じられる今だからこそ、つまり3年という長い時間を経た今だからこそ聞くことができたお話がそこにはありました。
もちろん、これは私の受け止めです。
幸にして、先生からはアーカイブとして動画配信することのご快諾をいただいています。
どうぞ、皆様お一人お一人がYoutubeのアーカイブで、先生のお話をご聴聞していただきお確かめいただきますことを念じあげます。
(講義前半 https://www.youtube.com/watch?v=oGCD1aqWD6U&t=1s )
(講義後半 https://www.youtube.com/watch?v=R0p1T_dQJlc )
さて、最後になりましたが、ご出講いただきました田代俊孝先生をはじめ、当日参加いただきました方、あるいはオンラインで参加いただいきました皆様に心よりお礼申し上げます。
(山雄竜麿)
21組 第40回 夏季仏教講座開催! その軌跡③
- 2022年07月10日(日)12:21
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2022年7月2日(土)、堺市堺区にあるフェニーチェ堺(旧堺市民会館)で21組主催、第40回夏季仏教講座が開催されました。
21組の38ヶ寺が合同で行う一大イベントであり、関わるスタッフも数十人に及びます。今回は各部署でご尽力いただいた、21組のスタッフにそれぞれの思いを語ってもらい、それを記事にしたいと思います。
第三回は、当日はLIVE配信の設置・運営などをしていただいた広報・記録部の日野廣宣さんです。
7月2日、2020年・2021年とコロナで開催できなかった夏季仏教講座を3年ぶりに開催することになりました。まだ完全にコロナの影響がなくなったわけでは無い中での3年ぶりの開催である上に、新しい会場ということでスタッフの多くはこれまでの開催のとき以上の不安を持っていたことと思います。
本年はコロナで開催中止とならないように会場をYouTubeでライブ配信する事となりました。これにより、仮にコロナ新規感染者が急激に増えて会場に人を集められなくなっても開催する事ができます。21組としては初の試みですが配信をした事がある者がいる広報部とスタッフの人数確保の為に記録部を統合して広報記録部として対応しました。YouTubeに新しく21組のチャンネルを開設してライブ配信する事にしてありましたが、前日に少人数でテスト配信するとトラブルが発生しました。対応する為、あるスタッフは前日の夜遅くまで動画制作をする事になりました。
当日は会場スタッフのお手伝いやお心遣いのおかげで開演までにしっかり準備を整えることができ大まかには無事配信することができました。会場の観客数はコロナ前比べると少なくなりましたが、まず夏季仏教講座を開催できたことは大変ありがたい事だったと思います。
(日野廣宣)
21組 第40回 夏季仏教講座開催! その軌跡②
- 2022年07月09日(土)12:10
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2022年7月2日(土)、堺市堺区にあるフェニーチェ堺(旧堺市民会館)で21組主催、第40回夏季仏教講座が開催されました。
21組の38ヶ寺が合同で行う一大イベントであり、関わるスタッフも数十人に及びます。今回は各部署でご尽力いただいた、21組のスタッフにそれぞれの思いを語ってもらい、それを記事にしたいと思います。
第二回は、当日は物品の搬入・設営、会場整理などをしていただいた庶務部の佐野元直さんです。
コロナ禍で2年連続中止を余儀なくされた夏季仏教講座は、3年ぶりの開催となった。今回から会場が新築のフェニーチェ堺となり、前回までのじばしんの収容人数は600人だったのに対し、今回は1000人となるので、動員面での不安があった。コロナの感染状況は落ち着きつつあるものの、来場者が増えることは想定しにくいのに加え、これまでのように積極的に来場を奨励することも難しい。さらに今回から、講演の動画の同時配信も計画されているので、来場せずとも視聴できるというわけで、来場者は減りこそすれ、増えることは見込めない。
蓋を開けてみたら、来場者は450人で、収容人数の約半分。しかし出入口の混雑もなく、ゆったり座っていただくこともできた。以前であれば、もっと動員の努力を、となるところであるが、これぐらいがちょうど良いのではないか、というのが大半のスタッフのいつわらぬ感想ではなかったか。「来場者数は多ければ多いほど良い」というところから、「これぐらいがちょうど良い」に、スタッフの感じ方に変化が感じられた。コロナ禍のせいで、ということもあれば、コロナ禍のおかげで、ということもある。コロナ禍で私たちの価値観にも変化が起こりつつあるのかもしれない。
(佐野元直)
21組 第40回 夏季仏教講座開催! その軌跡①
- 2022年07月08日(金)12:09
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2022年7月2日(土)、堺市堺区にあるフェニーチェ堺(旧堺市民会館)で21組主催、第40回夏季仏教講座が開催されました。
2019年の夏頃から、計画された新会場における第40回の仏教講座は、コロナ禍により2020、2021と二度の延期を余儀なくされました。終わることの無いコロナ禍で、数百人を集客するイベントは到底実施できませんでした。それが3年を経て、ようやく開催となりました。21組の38ヶ寺が合同で行う一大イベントであり、関わるスタッフも数十人に及びます。今回は各部署でご尽力いただいた、21組のスタッフにそれぞれの思いを語ってもらい、それを記事にしたいと思います。
最初は、当日は楽屋などバックヤード全般の管理、運営をしていただいた副委員長・総務部の藤田樹さんです。
「7月2日、第40回夏季仏教講座がフェニーチェ堺で開催されました。
本来令和2年開催でしたが、コロナ禍のため2年連続中止。講師の田代俊孝先生にも2年間お待ちいただき、今回念願の開催となりました。
私達総務部は、会場・講師等との交渉、全体進行表・役割表の作成、各部署との連携と統括、が主な役割でした。今回初めて使用する会場だったため、各部署の責任者と共に現地を入念に下見し、フェニーチェのスタッフさんと綿密に打ち合わせしました。
当日は厳暑にもかかわらず沢山の方にご来場頂きました。また、ライブ配信も実施しましたので、ご自宅からもご参加頂きました。
後日ご門徒さんに感想を伺うと、「さすが大学の先生、お話がとても分かりやすかった」「自分を見つめ直す機会になった」等の言葉が返ってきました。
田代先生のお話を一つ一つ思い出し、噛みしめているようなご門徒さんの姿を見て、本当に開催できて良かったと思いました。
(藤田樹)
天満別院報恩講ライブ配信報告
- 2021年10月07日(木)17:22
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さる10月3~5日に厳修されました、天満別院報恩講において、10月4日の結願逮夜とご法話、10月5日の結願日中とご法話をインターネットライブ配信させていただきました。
緊急事態宣言下の準備段階では、参詣者を入れての報恩講の実施も危ぶまれましたが、新規感染者も落ち着き、当日は天候にも恵まれ、大勢のご門徒さまと共に報恩講に参加できました。
当ホームページ実行委員会としても、はじめてのインターネット配信ということで、非常に緊張感あふれる二日間でしたが、非常に良い経験をいただきました。直前までマシントラブル、ネットトラブルに翻弄されましたが、なんとか大きなミス無く(小さなミスはめをつぶり)終えることができたと思います。
次回以降の課題も明確になり、ずっと休止していた当実行委員会も、本格的な再始動に向けて弾みがつきそうです。
実際の視聴数は参詣の方よりも少ない状況で、「そんな数字でやる意味あるの?」のとの声もきこえますが、短期的には再度の緊急事態宣言下に備えて、長期的には将来、実際に法要の場に足を運ぶことが難しい人々が増えた場合も想定し、インターネット配信の研究・実施をしていきたいと考えています。
かつて口承で伝えられたお釈迦様のお説法が、結集により仏典として編まれました。今は人と人が会ってこそ伝わる教えですが、いつかの未来では、インターネットでの出会いが伝える時代が来るかもしれません。
ホームページ実行委員会では、各組、教化委員会などのライブ配信の指導、お手伝いをいたします。
ご依頼ある場合は教務所までご連絡ください。
ミニ出張パソコン相談室~ZOOMを使ってみよう♪
- 2020年05月22日(金)11:02
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ミニ出張パソコン相談室~ZOOMを使ってみよう♪
新型コロナウィルスの影響は日本では一段落しつつありますが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。このまま終息したとしても、リモート会議・リモート授業などはどの世界でも一般化する可能性が高いです。
そこでホームページ委員会パソコン相談室では、パソコンにあまり詳しくない方にリモートでどこまでお伝え出来るか、を試してみました。
今後、リモートで誰かに教える、逆に教えられる場合の一例になればと思います。


パソコンは普段、簡単な文書を作るくらい。
2020年になって初スマホにしました。
ZOOMインストールの前に
~平日の午後、大阪府下数十キロをへだてて LINE通話開始~


※ 事前に
①所持パソコンの型番
②スマホの型番
③インターネット環境
④部屋の状況
などを聞き取りしております。(理由は後ほど)


※1 コミュニケーションアプリLINEはスマホで利用するものですが、パソコン・iPadでも同じアカウントで使うことが出来ます。
最初にパソコン版LINEを入れてもらうと後から、パソコン画面を送ったりファイルを送ったりが便利です。


※2 ブラウザの説明は、、、、あきらめました。



~待つことしばし~

※3 パソコン版LINEはあくまでスマホ版のおまけ的扱いです。
スマホ版と違い使うたびにログインを要求されます。その方法が。

※4 パソコン版にログインするためにはスマホ版のLINEのQRコードリーダーで読み取る必要があります。
通話していると使えないので一端通話をきります。
メールアドレスとパスワードでログインする方法もあります。

※5 スマホLINEの“ホーム”部分の友だち追加のところか、“トーク”部分の検索窓にQRコードリーダーがついてます。
ここでかなり探すのに手間取りました。


※6 iPhoneとアンドロイドで若干レイアウトが違うので説明難しいです。



では、ZOOMインストール



その検索結果の一つ目にZOOMミーティングってあるでしょ。




画面のここです。(上の赤で囲った部分)

※7 こういう時のためにパソコンLINEを入れておくと便利です。
下のダウンロード(緑で囲った部分)から「ミーティング用Zoomクライアント」を前もって入れる事も出来ます。

(ここもLINEで送ってます)
スマホ見ながら入力して。



※8 ここで冒頭の事前調査がきいてきます。
あまりパソコンに詳しく無い人は、自分のパソコンの性能を確認してないので、教える側が先に型番からスペックを確認するのが早いです。
今回は必要無かったのですが、最初の4項目はわかっていた方がスムースです。


※9 ZOOMにはバーチャル背景という機能がありますが、パソコンの性能が低いとまともに動かないので、今回はパスしました。




~ZOOMで画面共有中~


※10 ZOOMの画面共有機能はこのように教える際すごく便利です。
ただし双方のパソコンの性能が若干要求されます。







※11 LINEのトークはスマホもパソコンも同じ連動しています。どちらから送信しても両方に反映されます。
~この後しばし、別の趣味のアプリの登録・インストールなど~

※12 Mりん氏のパソコンは6年前なので、そこまで古くはないのですが、廉価版だったため、ZOOM以外のアプリケーションを同時に動かすと厳しいです


~日も傾き掛けて~



今日は、一度にいろいろ触ってパンク寸前だろうけど、また聞いてください。


というわけで、当初の目標ZOOMと趣味のアプリの登録まで何とか進みました。正直、そこでひっかかるんだ、というのがたくさんあり、とても勉強になりました。
コロナが収まっても、法事・法要などで遠方の方に声を届けたい、という時もあるでしょう。そのときにZOOMのような遠隔会議のアプリがあると、また世界が拡がるかと思います。一度、試されてはいかがでしょうか。わからなかったらパソコン相談室に聞きに来て下さい。体験もできますよ。
※ 現在、大阪教務所は閉鎖しており、パソコン相談室はリモートのみの受付です。この記事のように、かなり迂遠になりますがご興味がある方は教務所経由でご依頼ください。
沖縄の海はとてつもなく綺麗でした。
- 2019年02月13日(水)19:49
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21組では2019年1月30.31日と沖縄への現地学習を行いました。
21組の教化事業の一つ「社会問題を考える会」で例年行われている行事です。
社会問題を考える会では太平洋戦争を振り返る事から現代の問題をあらためて見つめるフィールドワークを毎年行っており、基本現地集合・現地解散の乱暴な研修ですが、その分濃い内容の学習を心がけています。
2015年東京防衛省・靖国神社・千鳥ヶ淵、
2016年長崎、
2017年広島、
2018年岐阜に続き、
2019年の今年は沖縄へ向かいました。太平洋戦争を学ぶ上で外せない場所であり、現代にも問題が継続している場所です。
初日に首里城~旧海軍司令部壕~東本願寺・沖縄別院~普天間基地の見える嘉数高台公園~辺野古の海を。
二日目は糸数アブチラガマ~沖縄県平和祈念資料館~ひめゆりの塔~慶座絶壁~南風原壕群20号の計10カ所を足早に回りました。
琉球王国の政治、外交、文化の中心地として威容を誇った首里城。ここもまた1945年の沖縄戦で灰燼に帰し、1992年沖縄の本土復帰20周年を記念して国営公園として復元され、現在は世界遺産として登録されています。たまたま御内原(おうちばら)などの首里城「奥」の世界が復元公開されるタイミングで、外国人旅行者もたくさん訪れていました。往年の琉球王国もこのように国際色豊かであったのだろうと、しのばれます。
次は旧海軍司令部壕、有名な「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ 賜ランコトヲ」の大田司令官の海軍次官への電文が発せられた場所で、1970年から修復・公開が行われています。旧軍は硫黄島での地下壕持久戦に活路を見いだし、米軍を水際での迎撃ではなく陸地に引き込んで地下壕による持久戦術を沖縄戦で採用しました。この壕の建設も1944年8月と終戦の1年前であり、本土決戦への時間稼ぎのためのものでした。このことが当時の沖縄県民に多大な犠牲を強い、そして「かく戦えり」の電文へとつながりました。
ほとんどの沖縄で戦った軍人が沖縄県民のことを考えていなかった中、異色の司令官であったのは確かでありますが、後世に特別の計らいどころか、終わらない戦後が今に繋がっている、と知れば大田司令官はどう思うのでしょうか。
http://kaigungou.ocvb.or.jp/
次に、終わらない戦後、を見に行きます。
「世界一危険な飛行場」、アメリカの国防長官をして、どうしてこんな町中に、と言わしめたのが米軍普天間基地です。海兵隊のヘリコプター部隊の拠点でオスプレイも配備されています。この日も飛行はしていませんでしたが、駐機してるのは嘉数高台公園からもみてとれました。普天間の発着かは確認できませんでしたが、ヘリや軍用機が飛ぶのは本州ではみない回数目撃しました。この飛行場の隣接する場所には沖縄国際大学があり2004年には米軍のヘリコプターが墜落、校舎が破壊されています。たまたま休暇期間中でキャンパス内に学生がいなかったため職員・学生に死傷者は出ませんでしたが、普天間で事故は起きていました。私は不勉強で今回沖縄に行くまでこの事故を知らなかったのですが、この時も米軍はいち早く事故現場を囲い込み、日本の警察・消防は近づくことも出来なかったそうです。
https://www.odnsym.com/spot/kakazu.html
最後は、辺野古の海を見に行きました。米軍キャンプシュワブの沖にある海で、普天間基地の移設先として埋め立て工事が始まっています。ここには埋め立て反対運動のテント村があり、そこの女性に状況や問題の説明を受けました。とても静かなトーンでかなりの情報量を過不足無くお話いただき、本州で報道されていない部分のことも教えていただきました。
個人的なことですが、沖縄は人生初であり、ほんとうに海の美しさに圧倒されました。本島の中北部には(米軍基地が多いせいもありますが)開発されていない、美しい自然が残りリピーターが多いのもうなずけました。辺野古にとどまらず、この海は後世に残るべきものだと感じた研修です。
二日目へと続きます。
おまかせ!出張相談室 in 光圓寺
- 2019年02月13日(水)17:15
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いくつになっても知りたい、わかりたい、使いこなしたい、というのは人間の根源的な欲求です。大仰な始まり方をしましたが、去る2019年2月12日(火)ホームページ部は依頼があり、出張パソコン相談室in光圓寺を開催いたしました。
前回に引き続き19組さんの教化事業に出張相談室です。
会所の光圓寺さんに集合し、16時に参加者9名でスタート。今回は「ホームページ作成について」というテーマで 3名のホームページ委員のリレー形式で講習いたしました。
ご挨拶のあと、最初にインターネット・ブログ・SNSの違いと、それぞれの使い方・特徴を説明しました。
次にインターネットの仕組みについてかなり突っ込んだ話をしました。HTML言語やドメインなど複雑ではありますが技術の根幹にある部分の説明、とても重要です。
休憩を挟んで 今回のメインとも言えるホームページをこの場で作成する実演です。この部分は口頭の説明は難しいのでプロジェクターに投影したパソコン画面を見てもらいながら無料ホームページ作成サービスを利用して登録・ログインするところから始めました。なかなかに難しいテーマですが熱心に聞いていただけたと思います。
最後にホームページなどで情報発信するにあたっての注意事項「ITリテラシー」についての話をしました。個人ではないお寺、僧侶としての発信なので自由ではあるが守るべき規範があり、それを逸脱してしまうと“ネット炎上”につながってしまうという話でした。
参加者の方からも休み時間・終了時間後に質問もあり有意義な講習となりました。
ホームページ部では 今後とも出張パソコン相談室など出向きますので、各組関係各位の方はご依頼下さい。スタッフがご説明・講習に伺いますよ。
またホームページ部は毎月第二・第四木曜日に16時~18時、難波別院内でパソコン相談室を開催しております。寺族でパソコン・デジタル機器の操作・利用でわからないという方は是非一度お越し下さい。ただちに優秀な探偵、もといホームページ委員がご説明いたします。ご利用の際は大阪教務所に先にご連絡いただくか、銀杏通信にメールでお知らせいただくと、スムーズに進むかと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。
第21組 お念珠作り練習中
- 2018年07月25日(水)9:57
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第21組坊守会総会が開催されました。
- 2018年07月11日(水)17:24
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2018年7月10日、堺南御坊において第21組坊守会総会を開催。前年度の事業・会計報告に続き、今年度の事業計画案・予算案が承認されました。
総会後は第12組清澤寺住職、澤田見氏を講師にお迎えし、「真宗にとっての供養」を講題に『歎異抄』第五章:父母の孝養についてお話いただきました。無数の命のつながりがあって今、私が存在すること。亡き人を案ずる私が、亡き人から案じられていること。そのことに気づくことこそが“供養”であるということでした。日頃何かにつけて「私が、私が」と過ごす身にとっていろいろと考え直す機会となりました。
澤田氏の座右の銘
“人、見るもよし 見ざるもよし されど我は咲くなり” なかなか難しい。
(文章 中島典子)
第21組推進員養成講座 後期教習 3日目
- 2018年07月07日(土)18:11
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第21組 研修旅行 推しメンは晶子!?
- 2018年06月02日(土)18:57
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さる2018年5月30~31日と21組では、毎年恒例の一泊研修旅行が行われました。今年は和歌山方面で新宮~太地町~串本と回りました。
初日は今回の主題である高木顕明師の新宮・浄泉寺で研修、臨済宗のお寺さんと合同でした。えらくお坊さんっぽいのは21組の方々ではありません。
この研修に先立って21組では学習会が行われていたのですが、やはり出来事のあった場所でのお話は新たな発見があり、まさに事件は現場で起きている!と感じました。
特に驚いたのは新宮に21組の地元堺出身の与謝野晶子さんが来ていて高木顕明師と会っていたかも、という事実。
日露戦争に出征した弟を案じて書かれた与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』に強く感銘を受けた高木顕明師は、写真から写した晶子の絵像を表装して残したほどでした。言葉に感銘したと同時に晶子の生き方にも魅力を感じたのでは無いでしょうか、今ならさしずめ“推しメン”といったところでしょうか。
2日目は太地町のくじら博物館と串本の海中公園で和歌山の海の文化を満喫しました。太地町は数百年の捕鯨の歴史があり、それを学芸員の方にご説明いただきました。
インターネットの世界になり、居ながらにして種々の情報にアクセスできるようになりましたが、やはり現地で感じることは特別だと感じた一泊二日でした。
物言えば唇寒し、といいますが。
- 2018年02月27日(火)13:05
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報告が遅れましたが、21組では2018年1月30.31日と東海方面への現地学習を行いました。
21組の教化事業の一つ「社会問題を考える会」で例年行われている行事です。社会問題を考える会では太平洋戦争を振り返る事から現代の問題をあらためて見つめるフィールドワークを毎年行っています。
2015年東京防衛省・靖国神社・千鳥ヶ淵、2016年長崎、2017年広島についで今年は岐阜へ向かいました。目的は2つあり一つは玉の火薬庫の見学、一つは竹中彰元氏のお寺を訪ねることでした。
玉の火薬庫
『関ケ原鍾乳洞から車で2、3分進むと玉の火薬庫跡があります。火薬庫の正式名称は「名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠」でした。明治末期から大正初期にかけて建設されました。関ケ原が選ばれた理由は、東海道本線に近く交通の便がよく、付近に民家もない。また、地形的に小高い山が点在し土塁の構築に適していたからだそうです。洞窟式火薬庫は小山を掘り、内部にコンクリートを流し、上部は山土で覆った後、植栽し山林のようにカムフラージュしたそうです。そのため、最後まで空爆を受けることなく残りました。終戦後、進駐軍は「玉の火薬庫」の存在に驚いたと伝えられています。(関ヶ原観光WEBより)』
近隣の方は自分の田畑にも自由に入ることが出来ず、ずいぶんと苦労されたとのことでした。
竹中彰元氏
『日中戦争がはじまった1937(昭和12)年7月、大多数の宗教者が戦争に協力していく中で「戦争は罪悪 この戦争は侵略である」と説き、検挙された僧侶がいた。真宗大谷派の高僧・竹中彰元。警察の追及にも信念を曲げず、本山からも布教使資格のはく奪処分を受けて、1945年にこの世を去った。長らく忘れられていた彰元の行動が再び脚光を浴びたのは70年近くが過ぎてから。300ページにおよぶ当時の取り調べの記録が寺でひそかに保管されていた。そこには、事件当時の関係者の証言と共に彰元の信念も赤裸々に記録されていた。地元の人々や多くの宗教者たちの熱心な運動により、去年10月、本山はついに彰元の名誉回復に踏み切る決定を行う。彰元が検挙されて、実に70年ぶりのことだった。(NHK「戦争は罪悪である ~ある仏教者の名誉回復~」より』
竹中氏の事績を研究されている方からお話を伺ったが、彰元氏の特徴的なところは特定の思想家や社会主義活動家の影響が見られず、純粋に仏教・浄土真宗の教えからの言動である、という事実です。
翻って我々はどうでしょうか。“物言えば唇くちびる寒し秋の風”は芭蕉の句ですが、これは余計な事を言って災いをまねくという意味の表現になっています。余計なことを言わないのは確かに大事なことですが、大事なことを適切な時と場所で果たしていえるでしょうか。幸いな事に現代日本ではたいていの事を発言する自由はあります。でも時に流れにのまれ、言葉をのむときも少なくありません。竹中彰元氏の事績は現代に生きる我々に大きな示唆を与える、そう感じた研修でした。
解決!出張相談室 in林光寺
- 2018年01月21日(日)20:21
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いくつになっても知りたい、わかりたい、使いこなしたい、というのは人間の根源的な欲求です。
大仰な始まり方をしましたが、去る1月18日㈭ホームページ部は19組から依頼があり、出張パソコン相談室in林光寺を開催しました。
昔は数度あった出張相談室ですが、今回は久しぶりいうことでスタッフ一同気合いをいれてのぞんでおります。気合いの現れはスタッフ5名、説明用のパソコンが4台、モニター1台、プロジェクター3台というところに現れています。
会所の林光寺さんに集合し、15時にスタート。一応初心者コース9名、応用コース11名ということでしたが、初心者コースの方は随時、疑問・質問に答えていくスタイルで進み、応用コースは講義形式ですすみました。
休憩を挟んで後半は、寺族向けのアプリやデジタル機器の説明。普通のパソコン教室では聞くことが出来ない寺院向けの内容ということで、関心をもって受講していただけたのではないかと思います。
2時間という短い時間で要望の多かったホームページの作成までは、たどり着けませんでしたがそれは次回以降、あるいは難波別院でのパソコン相談室でということで終わりました。
ホームページ部は毎月第二・第四木曜日に16時~18時、難波別院内でパソコン相談室を開催しております。寺族でパソコン・デジタル機器の操作・利用でわからないという方は是非一度お越し下さい。ただちに優秀な探偵、もといホームページ委員がご説明いたします。ご利用の際は大阪教務所に先にご連絡いただくか、銀杏通信にメールでお知らせいただくと、スムーズに進むかと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。
21組の新年度の夜明け
- 2017年03月10日(金)20:17
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平成29年3月10日(金)、21組の一つの大きな節目となりました。
3年間の任期を終え、日野廣宣組長並びに副組長のお二人が勇退されました。日野組長は、おそらく教区内最年少で就任し、教区会なども精力的に活動しておりました。組内でも教化委員会を中心に様々な事業を実施してきました。
21組では、年間10回ほどの組会、毎月の教化委員会、その他各種事業の実行委員会などが行われ、精力的に教化活動・研修を行っております。もちろん、各種の会議ではよりよい内容を目指して激論が闘わされています。各人が最良を目指して行動することで21組の活動は活性化していくと考えています。
教化委員会に続く組会の最後、選挙が行われ3年間、21組を代表する松井聡新組長が選出されました。松井組長を中心に2017年度からは、第3回目の推進員養成講座など新規事業を立ち上げ21組はさらに躍進していきたいと思っています。