2017年12月

「継続聞思の会」定例学習会のご報告…

さる12月8日、継続聞思の会(大阪教区教学研修院修了者の会)では、難波別院を会場に定例学習会を行いました。

継続聞思の会「輪読座談」風景

※輪読テキストは、新たに教化センター発刊「教化センター紀要33『生命の足音』和田稠先生の『現代と宗教』講義」です。まだお持ちでない方は、大阪教務所にお問い合わせ下さい。

価格1000円

※次回の定例学習会は 、「2017年2月21日(水) 午後6時~ 難波別院(南御堂)本堂地下研修ホール 南和室」です。

尚、長年、教学研修院で公開講座でお世話になりました廣瀬杲先生の七回忌にあたり、

きたる2018年2月1日(木)午後5時半より『廣瀬杲先生を偲ぶ集い』を計画しています。

講師に大谷大学教授の三木彰円先生をお迎えします。

その折には、是非多数のご参加をお待ちしております。

同会では、一人でも多くの修了者の方々にご参加をいただき、ご一緒に聞法の学びを深めさせていただけますことを楽しみにしております。

どうぞ多くの修了者皆さまのご参加をお待ちしております。

 

出向く教化のご紹介【しゃらりん32号記事】

4組寺族研修会へ〈寺院儀式相談室(儀式・法要部)〉

2016年度の第4組寺族研修会のテーマは「こんな時どうする? ―今さら聞きにくい葬儀・法事の儀式作法 おさらい―」。前年度の研修で、葬儀を見直そうということになり、「寺院儀式相談室」(教区教化委員会 儀式・法要部主催)を活用し、講師を吉川知德師(第4組阿彌陀寺)にお願いし、葬儀について2回の研修を行いました。

1回目は自坊の常榮寺にて、概説的に「葬儀とは?」をテーマに資料を参照しながら、「寺族」の葬儀・中陰の一連の流れを確認しました。儀式作法の由来・由縁にまでさかのぼって教えていただき、疑問に思っていたことが色々と納得のいく研修会でした。

2回目は聞名寺にて、西川禅慈師(第5組法泉寺)を助手に、実習形式で行いました。初めに、『真宗大谷派 寺院における葬儀の基本』(大阪教区出版会議)をテキストに、「紙華」や「根菓餅」の由来などを聞き、いざ制作へ。材料を準備していただいていたこともあり、初めてながら2時間の研修で「紙華」一組と「根菓餅」一対が完成しました。材料集めから始めるとなるとかなり大変なことが想像できます。最後にその材料の入手方法を教えていただき研修を終えました。
改めて考えてみて気づかされたことや、実際に手を動かしてみてわかったことなど、お陰様で充実した研修になりました。

(第4組常榮寺・久世見証さん)

第9組人権研修へ〈ハンセン病問題に共に学ぶ実行委員会(社会・人権部)〉

第9組では、6月30日午後、豊中市の誓願寺で人権研修を実施しました。

テーマは「ハンセン病問題から学ぶ」で、研修は二部構成としました。第一部は「真宗大谷派とハンセン病問題」という題で、真宗大谷派ハンセン病問題に関する懇談会委員である小松裕子師に講義をして頂きました。第二部はハンセン病回復者でハンセン病関西退所者いちょうの会原告団顧問の森敏治師に、「偏見・差別解消に向けて~これからもありのままに~」という題で語っていただきました。森さんは、ハンセン病であったことを隠さず生きておられます。
後の質疑の時に、私は思い切って尋ねました。「こんなことを尋ねてよいのか、失礼なことをお聞きすることになると思いますが、ハンセン病を発病したことは自分の意志ではないのに、自分にはどうしようもなかったのに、その納得し難い自分の境遇をどのようにして受け入れたのか、受け入れられたのか、頷けたのかをお話しいただければ幸いです」と……。「このような病気に生まれたこと、お母さんを恨んだことはないけれど、隔離政策が憎い。隔離政策が悪い」と言われました。

ハンセン病については、私はこれまで身近に知ることはありませんでしたが、知ることからしか始まらないと改めて思いました。森さんが自身の思いを静かに語られた言葉とその姿を見て、これまでの苦難の歩みを想像しました。そして、その事実を知った私たちが、今後どう行動しどう言動するのか、その姿勢を私たちが問われることになりました。

(第9組浄光寺・木田正裕さん)

子ども会へのブットンくんの派遣〈子ども同朋唱和講習会(儀式・法要部)〉

こんにちは、ブットンくんと一緒に、いろんなお寺の子ども会に遊びに行っているお兄さんです。

僕たち「子ども同朋唱和講習会」メンバーは、難波別院の公式キャラクターであるブットンくんと一緒に、依頼を受けた大阪教区のお寺の子ども会にお邪魔をして、お寺に遊びにきた子どもたちと一緒に正信偈のお勤めをしています。
とはいえ、いきなりお勤めをすることは子どもたちにはとても難しいので、みんなと仲良くなるために、本堂でゲームをしたり絵本を読んだり、楽しいことをいっぱいしています。
初めて会った友達同士でも、1時間から2時間を一緒に過ごすうち、すぐに心の距離が近くなっていくことが子ども会の良さだと思います。

僕たちスタッフは、ただ子ども会にお邪魔して、お勤めをするだけではありません。
年間、数回の教区内講師からゲーム等の講習を受けつつ、年に1回は教区外から講師を招き、1泊研修をしています。
毎回講師の先生からは「お寺で子ども会をすることはどういうことか?」という課題をいただいています。
また、「子どもは漢字で子供と書きますが、大人の供をさせる『供』ではなく、大人側が子どもの純粋な眼から学ぶ活動の場が子ども会ではないだろうか」と教えていただいています。

子どもたちが本堂で手を合わすことをすすめる活動は、これからのお寺での聞法生活や、ひいてはお寺の護持につながる活動であるといえるのではないでしょうか。
子ども1人からでも子ども会を開催していただけますし、お寺に来た人たちには「このお寺に遊びに来てよかった」と思えるように全力を尽くします。

ぜひお気軽にご依頼くださいね。

(第5組浄琳寺・森 広樹さん)

公開講座「寺院における葬儀の基本」第1回が開催されました

大阪教区教化委員会の儀式・法要部は、公開講座「真宗の仏事と法事を考える講座」を継続して開催してきました。

今年度は「葬儀」をテーマに、寺院における葬儀執行の基本を学ぶ住職・坊守・寺族対象の連続2回の講座と、葬儀の意味について、門徒と住職・坊守・寺族が一緒に考える講座1回の、計3回を開催します。

寺院における葬儀執行の基本を学ぶ講座の1回目が、12月12日(火)午後6時30分から、難波別院 同朋会館講堂で開催され、約30名が聴講しました。

『寺院における葬儀の基本』(大阪教区出版会議発行)をテキストに学ぶ今回の講師は吉川知徳氏(第4組阿彌陀寺住職)でした。吉川氏は、出版会議主査としてテキストの執筆・編集作業に携わっていました。

今回は、大正・昭和に本山で行われた宗派葬の様子も資料で紹介いただきながら、告別式形式が生まれた事情や、一般寺院における葬儀の枕勤めと納棺の基本となるを教えていただきました。

テキストは本山が達令で示している葬儀の基本形を記載している事と、テキストに書かれていない事は、定めがない事である、という事をわかりやすく解説していただきました。

聴講者からの質問にも丁寧に回答いただき、午後8時に閉会となりました。

「寺院における葬儀の基本」第2回は、2018年1月23日(火)午後6時30分から、難波別院で開催されます。

次回も多数のご聴講をお待ちしています。

 

第24組坊守会の報恩講

11月6日の午後1時30に奈良市の常楽寺さんにおいて第24組坊守会報恩講をお勤めいたしました。

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組教化推進部スタッフ紹介【しゃらりん32号記事】

 ご承知の通り2017年度より、新教区教化体制が、〈現場が主役、つながる教区教化〉をスローガンとして始まりました。その背景には、これまで教区教化委員会と、各組・各寺院とのつながりは薄く、教区教化と言いながらも教区全体を見通せていないという視点と、各組・各寺院の現場を支える教区教化であってほしいという声が大きかったということがあります。
 そこで新教区教化委員会では、教区と各組をつなげていくコーディネートを担う部門として「組教化推進部」を設置いたしました。まずは、各組(各ブロック)に出向いて、現場の声を聞き、現場が抱える課題やニーズを把握した上で、必要な教化支援を模索し、教区教化委員会のの事業や他組における参考例を紹介するなど、教区と組、また組と組の橋渡し役(つながる)を志向します。つまり、教区と組をつなぐ窓口が設置されたとご理解いただければと思います。
 この度の「しゃらりん」では、その組教化推進部の各ブロック専属の担当者をご紹介したいと思います。

市内ブロック(第1組~第7組)


藤井真隆(第2組即應寺)

「市内ブロックを担当させていただきます藤井です。市内ブロックは大阪市内7ヶ組で構成され、その地域ごとの特色や課題はさまざまです。各組で抱えておられる課題や問題点をお聞かせいただき、教区との連携・情報交流の役割を通して、各組の活性化に役立てるよう努めてまいります。」

北摂ブロック(第8組~第11組)


山口知丈(第9組昭德寺)

「北摂ブロックを担当させていただくことになりました山口です。北摂は、どこの組も、地形的に山間部に寺院が点在されること、また、兼職されている住職方との連携などの課題が窺えます。各組に出向き、かつての蓮如上人の教線のご縁を少しでも大切にしていきたいと思います。」

北河内ブロック(第12組~第15組)


小松 肇(第15組泉勝寺)

「北河内ブロックを担当させていただく小松です。積極的に活動をしておられる北河内各組にとって、新しい事業の実施は負担が多いでしょうが、現状の事業の見直し作業を組教化推進部と行ってみませんか? 各組の事業情報を横断的に知ることができるので、お手伝い出来る事があると思います。」

中河内ブロック(第16組~第19組)


廣瀬 俊(第17組法觀寺)

「中河内ブロックの廣瀬です。その昔、八尾別院を中心にお逮夜市の賑わいがあったように、河内には河内の門徒に合った教化活動がきっとあるはずです。門徒さん一人ひとりに教えが届く活動をお手伝いしたいと思います。」

和泉ブロック(第20組~第23組)


松井 聡(第21組浄得寺)

「和泉ブロックを担当する松井です。私の担当する地域は、だんじりや布団太鼓で活きのいい泉州地区と伝統のある和歌山県です。各組の意見を教区に伝え、組の教化活動の手助けができればと考えております。よろしくお願いします。」

大和ブロック(第24組~第27組)


平野圭晋(第27組願隨寺)

「大和ブロック担当の平野です。大和は過疎化が進み、無住や兼業寺院が過半数を占め、また住職の高齢化等で活動が制限されている寺院が多いのが実情です。そうした地域性に即した教化をご提案できたらと思っています。」

→『しゃらりん32号』PDFはこちらからご覧になれます。

福井別院の立華をいたしました

先日12月3~5日の三日間かけて、福井別院の仏華を立ててきました。下の写真は立てている途中(二日目)の様子です。完成したものは下記フェイスブックの記事をご覧ください!

  

ともかく御堂が巨大(難波別院本堂よりまだ大きいです)で、お華もそれにあわせて高いものが必要でしたので、作業が大変でした。福井別院様には1月の仏華講習会(教区主催)に引き続き大変お世話になり、ありがとうございました。

大谷青年会で模擬法要

各寺院において最も重要な法要である『報恩講』ですが、私たち青年僧侶には圧倒的に経験や知識が足りず、出仕時に右往左往してしまった事もあるかと思います。

そこで今回の大谷青年会では、11月に『報恩講の所作法』について勉強した事の確認と、青年僧侶の経験を積む場として、7組南桂寺にて12月11日に報恩講の『模擬法要』をさせていただきました。

今回は(各寺院での報恩講)をテーマにして次第を考え、当日に配役を決めました。
最初はあたふたしてしまう場面もありましたが、随分と様になっております。

『模擬法要』ではありますが、次代の宗門を担う若手僧侶で、真剣にお勤めをさせていただきました。

『模擬法要』終了後には、大谷青年会の会員で『忘年会』をさせていただき、この一年の思い出を振り返りながら、新年に向けての英気を養いました。

[今後の予定]

☆新年会☆
・1月16日 19時開始

☆冬の一泊研修☆
・2月21〜22日
・淡路島を予定しています

*参加受付や詳しい内容、相談につきましては、下記に電話をお願いします。

大阪教務所(担当:中嶋)
06-6251-4720

via PressSync

法話を考える会 ~『親鸞聖人御消息集』第4通~

12月6日(水)午後6時から法話を考える会が行われました。会場は堺支院。12名の方が参加されました。

今年度から法話を考える会では、講師に村上宗博氏(京都教区山城第1組・願教寺住職)を招いて、

『親鸞聖人御消息集』をもとに、法話をするためにということを念頭に置いて聖教を学んでいます。

今回は第3回目で、『親鸞聖人御消息集』第4通を学びました。

村上宗博先生は、「慙愧の念をもつだけでは救われない、救われるには本願のはたらきが必要である」と繰り返し述べられていました。

難しい内容でしたが、阿闍世の話も取り上げられて、わかりやすくお話し頂きました。

興味深い話ばかりで、時間が経つのが早く感じました。

『親鸞聖人御消息集』を深く学ぶ事ができたと思います。

次回は次年度になる予定です。

12月13日(水)に「親鸞聖人に出遇う入門講座」を開催

きたる12月13日(水)午後6時より、「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」を難波別院(南御堂)で開催いたします。※主催:継続聞思の会 後援:真宗大谷派難波別院

同講座は、寺族や御門徒の垣根を越えて、みんなが平らに語り合える「座談会」を中心にした入門講座です。『歎異抄』をテキストとして、親鸞聖人が明らかにされたお念仏の教えを共に学んでおります。初心者の方でも、どなたでもご参加いただけますので、楽しく語り合い、聞き合いながら、お互いの悩みや問いについて語り合ってみませんか?

◆対 象 どなたでもご参加いただけます ※事前申し込みは不要です

(入門講座ですので、是非ご門徒のご参加をお待ちしています)

◆日 時 12月13日(水)午後6時~午後8時まで

◆会 場 難波別院(南御堂)同朋会館講堂

◆参加費 無料です

◆持ち物 『歎異抄』(東本願寺出版:200円 ※会場でお買い求めいただけます)、お念珠、筆記用具など

※これからはじめて『歎異抄』を学ぼうと思われている方や、親鸞聖人についてご関心をお持ちの方、ザックバランに尋ねてみたい方、また一人ではなかなかお聖教が読みづらいという方など、一度、お気軽にご参加してみて下さい。ご一緒にお念仏の教えに我が身を学び、楽しく語り合いましょう。

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詳しくは、下記のチラシをご参照いただきまして、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。

あゆみ通信 VOL.108

2017年12月1日、今月もあゆみの会(第2組同朋の会推進員連絡協議会/浪花 博会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)が発行されました。

通算第108号の紙面を御覧下さい。

あゆみ通信108号 第1面

【第1面】

▼第4期となる推進員養成講座を終えたことをうけて、第2組組推協「あゆみの会」の結成と、これまでの歩みの概説

▼「あゆみの会総会」の案内:2017年12月17日(日)午後2時より了安寺にて。※あゆみの会会員が対象の行事です。

▼2018年の第2組聞法会の告知

▼「肝に銘ず」:本持編集長の編集後記

 

あゆみ通信108号 第2面

【第2面】

▼11月14日に執行された第2組合同報恩講の報告

▼合同報恩講での髙間重光先生の法話の要旨:(まとめ)浪花 博(あゆみの会会長)

 

 

が内容となっています。

 

★「あゆみ通信108号」のプリントアウトは、

↓↓ こちらのPDFファイルをお使い下さい。 ↓↓
あゆみ通信108AA

あなかしこ あなかしこ(8組北摂若院会)

8組は3ブロックから構成されますが(北摂・西摂・有馬)、そのうちの北摂ブロック(尼崎市・宝塚市・西宮市・川西市・伊丹市)の若院会が11月30日(木)に開催されました。

本年は萬徳寺さん(伊丹市)を会場に、御文の練習を行いました。

端 孝彰 師(8組西孝寺 住職)のご指導を頂きました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習終了後、再度、声明学習会を開催すること確認し、閉会となりました。

 

拝読・所作の練習をしました