第2組聞法会が開催されました

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2025年9月6日(土)午後2時から第2組聞法会が、浪速区の唯専寺で、組内の住職、坊守や門徒、推進員等20名が参加して開催されました。

墨林浩組長(光照寺)の開会、本田住職による調声で、「正信偈」「念仏・和讃」「回向」を全員で勤めました。

今回から、講師は廣瀬俊先生(17組、法觀寺住職)が御担当で、善導章~親鸞章までをお話いただきます。今日は、善導章を、いつも通りの資料と小道具を駆使されて、ユーモアを交えながら分かりやすくお話いただきました。

先生は、善導大師が著された『観経疏』で、「王舎城の悲劇」の韋提希夫人の問いにお釈迦さまは、答えて「定善十三観」「散善(九品)」そしてお経の終りに、阿難がお釈迦さまに質問するくだりまでを話されました。

そして、善導章の「善導独明仏正意~」以下を意訳されて、善導大師はただひとり、これまでの誤った説を正して、「まことのこころ」をあきらかにされたと紹介され、善導大師が「仏の正意(まことのこころ)」を明らかにしたと言うことは、『正信偈』の冒頭にある法蔵菩薩の願い(正信偈のメインテーマ)―「法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所」を再度確認されていることに依ると。

休憩後は「まことのこころ」について、「アンパンマン」作者のやなせたかしの言葉や、あんぱんまんの歌詞、また元アメリカ海兵隊のアレンネルソンさんが、ベトナム戦争で体験した後、20年近くPTSDで苦しみながら医師にたすけられ、克服。その後10年余り来日して、全国で体験を講演(難波別院でも2007年2月に研修会で講演)するなど紹介しながら、まことのこころについて、話されました。

そして、『歎異抄』の親鸞聖人の「如来よりたまわりたる信心」は、蓮如上人の『御文』にある「信心と言える二字をば、まことのこころと訓(よ)めるなり」と話されました。

終わりに、全員で恩徳讃を斉唱して、墨林組長から次回の聞法会は10月16日(木)午後2時から、阿倍野区の西教寺で、引き続いて廣瀬俊先生で開催との紹介がありました。

(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)

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