難波別院 門徒会 研修旅行に行ってきました!

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9月13日、難波別院 門徒会の研修旅行で浄土真宗・高田派本山「専修寺(せんじゅじ)」へ訪れました。

 

専修寺の駐車場から境内までは300mほど歩くのですが、その道中で寺内町の町並みを楽しむことができます♫

大阪だと富田林の寺内町が有名ですね。

専修寺が特に発展したのは、第10世真慧上人の時代。上人は東海地方や北陸地方に教えを広め、朝廷からも尊敬を受けました。その結果、専修寺は皇室の祈願所ともなりました。

本拠地は最初、関東にありましたが、戦火で焼けてしまったため、歴代の上人たちは伊勢国(現在の三重県)の一身田に移り住み、ここが本山として定着するに至ります。

専修寺の御影堂(みえいどう)は、開祖である親鸞聖人の木像を中心に、歴代上人の画像が安置されている大きな建物です。

この建物の大きさは全国の木造建築の中でもトップクラスです。

 

今回は時間に限りがあったので触れることはありませんでしたが、専修寺には多くの寺宝があります。例えば、親鸞の直弟子であ る真仏(しんぶつ)による『専修寺聖教(せんしゅうじしょうぎょう)』や、親鸞聖人自筆の『唯信鈔文意(ゆいしんしょうもん い)』『三帖和讃』『唯信鈔文意』、『顕浄土真実教行証文類(高田本)等々。。。また時間にゆとりのある機会に訪れてみた いですね。

昼食後には東海道宿場町でも有名な「亀山宿」のちかくにある「カメヤマローソクタウン」へ。
カメヤマローソクは、多くの方が一度は目にしたことがある、神仏用ローソクやキャンドルを製造・販売する老舗のメーカーです。
今年の 5 月にオープンした同社の工場見学施設では、ローソクやキャンドルの製造工程を見学できるだけでなく、実際にキャンドル作りを体験することもできます。 ローソクに関する知識を深め、手作り体験を通して癒しを感じられる、老若男女が楽しめる総合エンターテイメント施設となっています。 和蝋燭以外のローソクについて深く学べる貴重な機会となり、大変勉強になりました。

残念ながら工場内は撮影禁止。展示も多く世界最古のローソクはエジプトのツタンカーメンの墓から見つかった蜜蝋とのこと。毎日ローソクにふれる生活をしているのですが、起源や伝わってきたルートのことは全く知らなかったです(汗)
工場内には CM・ポスターやホーロー看板が並びます。東海地区ではよく放映されていたそうですが、やはりお坊さんを使ったものが多かったようです(笑)

大阪から三重県津市の高田派本山専修寺へ向かう道中には、東海道の宿場町の「関宿」や「亀山宿」といった歴史ある観光地もあり、カメヤマローソクのような新しい観光スポットで学びを深めたりと、バラエティ豊かな体験ができ、研修旅行先として大変好評だったのではないでしょうか。途中の休憩場所が伊賀サービスエリアだったことも、出発地が松尾芭蕉終焉の地であることから、芭蕉の足跡を辿るような旅の趣を感じさせます。今後、芭蕉の歴史をテーマにした研修旅行も面白い企画になるかもしれませんね。
天候にも恵まれ、一日を通して充実した時間を過ごすことができました。 次回の研修旅行も、参加者全員が満足できるような内容にしたいと考えています。