南御堂団体参拝に行ってきました♫

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5月26日、道徳寺婦人会の皆さまとともに、南御堂(難波別院)を参拝してまいりました。

つい先日の慶讃法要で参拝されたことのある方もいらっしゃれば、10年ぶりという方も。皆さま、それぞれに想いを胸に参拝されているご様子が印象的でした。

今回は、難波別院・管理部の二三(ふたみ)さんのご案内で、南御堂の歴史や、隣接するエクセルホテル東急についてもお話をいただきました。

ホテルと一体化した山門を初めて目にされた方は、その斬新な造りに驚かれていました。
本堂では、合掌礼拝を行い、堂内の説明も丁寧に。改修後には自動扉が設けられ、街の喧騒を離れた静かな空間へと生まれ変わったとのこと。心安らぐひとときを過ごさせていただきました。

この日は3組・恩楽寺ご住職・乙部大信氏による立華の様子も拝見することができ、嬉しいサプライズとなりました。

余間の説明をしてくださる二三さん。北側は親鸞聖人御入滅のご様子を襖絵仕立てに。

山門一体型ホテル「エクセルホテル東急」初めてご覧になられるご門徒の方も。2019年に完成♫

 

続いて、同朋会館では、講談師・旭堂鱗林さんによる「御堂筋の名前の由来」や「南御堂創建の歴史」などを楽しく学ばせていただきました。

その後は、南御堂の敷地内にある「獅子吼園」へ。
ここには、「大谷本願寺」と刻まれた梵鐘や、芭蕉句碑が静かに佇んでいます。

教如上人が東本願寺を京都に開かれる前、大阪に「大谷本願寺」(後の難波別院)を創建されたことは、本願寺の重要な歴史の一つ。この梵鐘は宗門の宝「宗宝」にも指定されています。
また、芭蕉句碑は芭蕉翁150回忌にあたる年に建立されたもので、南御堂が芭蕉終焉の地の近くであることを示しています。意外と知られていない歴史ですね。

金属が剥がれている部分は鉄砲玉に適さないことを確認するため、痕跡が残っている。

 

参拝後は、エクセルホテル東急17階「ピクニカ」さんで昼食を楽しみました。
眺望も素晴らしく、お料理も美味しくて、皆さまにご好評でした。ちなみに、2023年のタイガース優勝パレードの際は、すぐに予約が埋まってしまったそうですよ!

メインのお料理を選ぶハーフビュッフェスタイル♫話に花が咲きます♫

 

ホテル16階のフロント周辺には「大阪らしさ」が満載で、訪れる人をあたたかく迎えてくれます。まさに、おもてなし上手な空間でした。

 

テーブルや絨毯が大阪市内の地図になっている。門真はどのあたりだ~?

16階からは南御堂を真上から見下ろすことも😯

 

帰りは少し時間に余裕があったので、久しぶりにミナミの町をゆる~くドライブ♫
長堀通を過ぎたあたりからは、外国からの観光客の姿が多く見られましたが、それもまた今の大阪らしい風景。
参加された皆さまそれぞれに、懐かしいミナミの空気を楽しんでいただけたようで、「はり重」前では思わず歓声もあがっていました(笑)

いまや戦後最大の賑わいを見せる大阪の大動脈「御堂筋」も、かつては大阪大空襲で悲惨な景色が広がっていたと聞きます。
それでもなお、法灯を絶やさず守り続けてきた先人たちの姿に、私たちも学ぶべきことが多いと改めて感じました。

やはり、皆さんとご一緒に参拝するひとときは、心に深く残るものですね。

 

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