第二組 聞法会を開催しました

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8月26日(土)午後2時から、天王寺区の光照寺(墨林浩住職)を会所に第2組聞法会が開催され、組内の住職や坊守さん、門徒・推進員など26名が参加しました。

講師は第17組法觀寺の廣瀬俊先生です。

先生は、今年、宗祖親鸞聖人御生誕850年慶讃法要の年でもあり、親鸞聖人のご生涯について話を進められました。とりわけ、いつもの写真の入った小道具をふんだんに使って、親鸞聖人のキーポイントとなった9歳の出家、そして19歳の磯長の夢告、そして29歳「六角堂での救世観音による夢告」、そして法然上人との出会いなどについて、分かりやすくユーモアも交えて話してくださいました。

休憩後、2011年の宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要と同じ年に浄土宗で厳修された法然上人800回大遠忌法要のイメージソング「いのちの理由」(さだまさし作詞・作曲)を流しながら歌詞のなかにある「しあわせになりために だれもがうまれてきたんだよ」という一節について、それは法然上人が親鸞聖人に伝えた「善き人にも悪しきにも、同じように 生死出ずべきみちをば ただひとすじに」という言葉と同じ意味なのではないかと思ったと話されました。親鸞聖人が吉水の草庵に集う、法然上人の教えを聞くあらゆる人々と出会った驚き、まさにそれが「生死出ずべき道」と感じられたのではないかと、高僧和讃「源空光明はなたしめ」を引きながら話されました。

最後に、中学校の教師であった星野富弘さんが授業中に首の骨を折り(頚髄損傷)全身が動かなくなった中で、口で筆を加えて詩や絵を描き始め、詩画展を開催されるまでになられたが、彼の闘病記の著作「愛、深き淵より」から「絶望のはてに」-母の手―(文中より)を紹介され、どんな時にも見捨てない母のぬくもりを、法然上人に出会った親鸞聖人と通じると思うと、話されました。

(レポート:本持喜康〈即應寺〉)

※次回は本年度最後の二組聞法会です。9月27日(水)午後2時より、憶想寺(大阪市浪速区恵美須西2丁目10−2)にて。https://goo.gl/maps/GmW3zmGvNEosnvYH9