2017年03月
女(ひと)と男(ひと)
- 2017年03月28日(火)19:05
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3月27日(月)、14時から「駅前仏教講座」が開催されました。
会場は堺市産業振興センター。
90人近くの方が聴講されましたが、今回は女性の参加者が多くおられました。
講師は藤場芳子さん(石川県常讃寺副住職・東本願寺女性室スタッフ)。
東本願寺女性室で作られた「女(ひと)と男(ひと)のあいあうカルタ」の句を中心にジェンダー(社会的・文化的に作られた性差)についてお話しいただきました。
私たちは「女だから」「男らしく」など性別によって固定された先入感にとらわれて生活しています。
「女だから」「男らしく」に縛られず、お互いの存在を認め合う事が大切です。
藤場芳子さんは、この問題は女性が悪い、男性が悪いという二元論では語れず、いろんな事が複雑に絡み合っているとおっしゃっていられました。
また「まず私から始まるしかない」と強くおっしゃっていられました。
「駅前仏教講座」は仏教の教えを通して現代の課題をテーマにというコンセプトのもと行われてきました。2011年12月から全9回開催されてきましたが、今回の講座をもって一旦終了となります。
駅前仏教講座のスタッフの皆様ありがとうございました。
ジレンロボ、メンテナンス中
- 2017年03月27日(月)16:40
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真田山陸軍墓地へ行ってきました
- 2017年03月22日(水)10:39
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先日、第十二組人権部会のフィールドワークとして、真田山陸軍墓地を見学、お参りしてきました。墓地は玉造の駅からすぐ近くにあります。都会の真ん中にこんな場所があったなんてと驚きながら訪れました。
入口には案内板が立っています。以下引用します。
本墓地は、一八六九年(明治二年)から一八七〇年にかけて我国陸軍の中枢機関が次々と大阪に創設されたことに伴って、一八七一年(明治四年)に日本で最初に設置された陸軍墓地で、現在の面積は約一五、〇九〇平方メートルあります。
このような陸軍墓地は戦前、全国で八〇箇所以上つくられましたが、それらの中で最も大きな規模を持つ真田山陸軍墓地は終戦当時の景観をよく残していると言われています。
終戦に伴い一九五四(昭和二十年)十二月陸軍省が廃止され、大蔵省の管理する国有財産となりましたが、一九四六(昭和二十一年)に大蔵省との国有財産無償貸付契約により、貸付を受けた大阪市が管理をし今日に至っています。
墓地内には、一八七三(明治六年)の徴兵令施行以前に属する兵士の墓碑にはじまり、西南戦争や日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦を経て、先の大戦終結後に設置された墓碑も含め、約五、一〇〇基の個人墓碑、日露戦争・満州事変戦病没将兵合葬墓並びにアジア太平洋戦争の戦病没将兵約八、二〇〇人の遺骨等を納めた納骨堂があります。また、軍役夫や日本軍の捕虜となった清国兵、ドイツ兵の墓碑、及び兵役従事中の平時病死者の墓碑もあることがこの墓地の特徴となっています。
これまで二回にわたり研究者による大掛かりな墓碑や納骨堂をはじめとする当墓地に関する学術調査が行われ、多くの貴重な事実が判明いたしました。
当墓地では、大阪市と締結した確認書に基づき公益財団法人真田山墓地維持会が、毎年十月に埋葬・納骨せる戦没者の慰霊祭を行うほか、特定非営利活動法人旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会による当墓地に関する調査・研究、資料の公開や見学者に対する案内等、多くのボランティアの皆様に支えられながら、墓地の除草・清掃を行い環境維持活動や痛んだ墓碑の修復・保存のための事業を行っています。
ここを訪れる方々は、整然と並んだ多くの将兵の墓碑にまず圧倒され、そしてそこに刻まれた文字を読み取るとき、必ずや平和の尊さを実感されるものと存じます。二〇一四年(平成二十六年)三月
公益財団法人 真田山陸軍墓地維持会 理事長 吉川秀隆
まずは集会所でお話をお聞きし、その後実際に墓地をぐるりと案内していただきました。文字も薄れ、表面が剥落し書けた古びた墓碑が、整然と並ぶ姿は、まさに案内板に書かれていたとおり圧倒されました。明治維新の軍隊創設期から西南戦争、日清日露戦争などの時代の個人墓には、いわゆる軍属の一般人や、ドイツ人、清国人の俘虜(捕虜)の墓もまじっています。戦死した人だけではなく、病死や事故死などなぜその人が亡くなったのかということも、墓石の側面に書いてあるものもあります。戦地に赴いても鉄砲の弾や爆弾で死ぬ人ばかりでなく、病や事故で亡くなった方もたくさんいらっしゃいました。
その後、第二次世界大戦中に建てられた納骨堂を見学し、お参りしてきました。戦争が末期になるにつれて納めているお骨は逆に少なくなり、あったとしても例えば珊瑚のかけらが入っているだけなど、激しく、きびしくなっていく戦争が感じられ、改めて平和のありがたさを思った次第です。
大阪の都心部にあって、静かに戦争の悲惨さ、平和の尊さを知ることのできるこの陸軍墓地。みなさまもぜひ見学に行ってみてはいかがでしょうか。
「継続聞思の会」定例学習会のご報告…
- 2017年03月21日(火)7:59
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さる3月17日、継続聞思の会(大阪教区教学研修院修了者の会)では、難波別院を会場に定例学習会を行いました。
※輪読テキストは、蓬茨祖運先生著作の「『教行信証』の基礎講座」です。まだお持ちでない方は、大阪教務所にお問い合わせ下さい。
※次回の定例学習会は 、「2017年4月19日(水) 午後6時~ 難波別院(南御堂)本堂地下研修ホール 南和室」です。
同会では、一人でも多くの修了者の方々にご参加をいただき、ご一緒に聞法の学びを深めさせていただけますことを楽しみにしております。
どうぞ多くの修了者皆さまのご参加をお待ちしております。
第20組 「正信偈」講義
- 2017年03月16日(木)8:18
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第20組 講義輪読会「正信偈講義」
教学研究所 武田未来雄先生
3月2日(木)午後6時から
「能発一念喜愛心」
常に信の初一念に立つべし ― 曽我量深 ―
たくさんの問題をかかえる社会にあって、自分を見失なわない立脚地を大事にしていくということが、今まさに問われているのではないかと思います。はじめて一念のおこった、『歎異抄』にある「念仏もうさんとおもいたつこころ」がおこった、そのはじめておこったというところに、常に立つべきだと。立ったから、あとは安心というわけではないのです。一念のおこったそこに立ち続ける。それが信心の姿でしょう。(武田先生講義より。文責・橋田)
講義後の質疑応答では、「一念喜愛心」ということで、「愛」ということについて話し合われました。仏教では愛を、煩悩として教えられますけれども、真宗ではどのように了解するのか。親鸞聖人はどのように了解されていたのか。そういう課題が提示されました。引き続き「正信偈」を学んでまいります。
また、20組各ブロックの推進員学習会では、住職が輪番制で、「正信偈」の担当箇所をお話しています。親しんでいる「正信偈」ではありますが、その内容の難しさも感じています。
ある日の逮夜参り、「正信偈」のお勤めのあと、いっしょにお勤めしてくださったある御門徒さんが、「意味が分からんところに、値打ちがあるのかな」と、おっしゃられたことがありました。それはやはり、さみしく感じました。その御門徒さんもお勤めしながら、何かさみしい感じがされたのかもしれません。
そういうこともあって、なんとかおたがいに「正信偈」のこころを共有していきたい。「帰命無量寿如来」、私を教え、育て、支えてくれる大きないのち、そのいのちの呼びかけに、おたがいに気付いていきたい。それが、「正信偈」を学んでいく「初一念」かと思います。
光明園手芸交流会
- 2017年03月14日(火)21:44
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3月14日(火)邑久光明園に行ってきました。参加者17名。光明園からは8名。合計25名でした。今回は手芸交流会といっても、プリザーブドフラワーを使ったアレンジメント、ということでボンドだけでお菓子のようなかわいらしいお花の置物が出来上がりました。後半は、参加された坊守さんによる、腹話術と絵本読み聞かせ。いつも素敵な内容のお話を聞かせてくれます。残り時間はお茶とお菓子でおしゃべり。あっという間の2時間でした。最後に新しくなった光明園の資料展示室を見学させて頂きました。お天気にも恵まれ、よい一日でした。
葬儀に関して寺族研修会
- 2017年03月12日(日)18:53
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3月8日(水)午後4時より、東住吉区住道矢田の常栄寺様にて、今年度第1回目の四組寺族研修会を行いました。
風も強く寒い中を15名にご参加頂きました。
テーマは前年度を受け「こんな時どうする? ―今さら聞きにくい葬儀・法事の儀式作法 おさらい―」。
講師は教区儀式法要部事業「寺院儀式相談室」を活用し、吉川知徳氏(四組阿弥陀寺住職)にお越し頂きました。
まずは「葬儀とは?」という所から入って、資料を参照しながら、「寺族」の葬儀・中陰の一連の流れを確認しました。その後、寺族研修部会での事前会合での疑問や悩みにお答え頂き、引き続き参加者からの質疑を行いました。
改めて考えてみると、気になる点が出て来るものでしたが、儀式作法の由来・由縁にまでさかのぼって教えて頂きました。「何でこないな事するんやろう」と思っていたことが儒教からだったりと、色々と納得のいく研修会でした。
質疑の終わりに、講師の吉川氏から「基本をおさえた上でアレンジを」とありました。現場は基本通りにはなかなか行かないものですが、元になるものがハッキリすれば、落ち着いて応用できそうだなと思いました。
次回は6月。実習形式で研修会を行う予定です。
沙加戸先生を迎えての門徒会講座
- 2017年03月12日(日)12:00
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21組の新年度の夜明け
- 2017年03月10日(金)20:17
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平成29年3月10日(金)、21組の一つの大きな節目となりました。
3年間の任期を終え、日野廣宣組長並びに副組長のお二人が勇退されました。日野組長は、おそらく教区内最年少で就任し、教区会なども精力的に活動しておりました。組内でも教化委員会を中心に様々な事業を実施してきました。
21組では、年間10回ほどの組会、毎月の教化委員会、その他各種事業の実行委員会などが行われ、精力的に教化活動・研修を行っております。もちろん、各種の会議ではよりよい内容を目指して激論が闘わされています。各人が最良を目指して行動することで21組の活動は活性化していくと考えています。
教化委員会に続く組会の最後、選挙が行われ3年間、21組を代表する松井聡新組長が選出されました。松井組長を中心に2017年度からは、第3回目の推進員養成講座など新規事業を立ち上げ21組はさらに躍進していきたいと思っています。
18時より三夜連続法話の会第三夜、生中継
- 2017年03月09日(木)9:45
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獅子吼の会では本日18時より、難波別院(南御堂)にて第十二回の三夜連続法話の会、第三夜を開催します。「讃歌(うた)がこころに響くとき」をテーマに、仏教讃歌を題材として会員がお話しさせていただきます。
つきましては、実験的にユーチューブにてライブ配信を行います。会場へ来られない方は、ぜひこちらでご覧ください。
一席目:松井 聰「しんらんさま」
二席目:澤田 見「光はみちて」
三席目:乙部大信「この偈」
第21組 第9回お寺入門講座
- 2017年03月08日(水)16:37
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去る2017年3月6日(月)、第9回目のお寺入門講座が行われました。光照寺、日野廣宣住職を迎えテーマ「親鸞聖人のご生涯」についてお話しいただきました。連続4回目の今回は関東から京都での入寂までで、近年の説も交えわかりやすくお話しいただきました。
お寺入門講座は、比較的入寺暦の浅い寺族を対象に親しみやすいテーマで、さらに寺族同士の交流の場として実施してきました。3年間で計9回と決して実施回数は多くは無いですが新たな学びの場として、交流の場として活用されてきました。
そのお寺入門講座ですが、今回を持って事業を終了することとなりました。21組教化委員会では、組長交代の3年ごとに教化事業を見直し、より効果的で求められる事業を取捨選択しています。この講座に関しては、①寺族交流の学びの場としては坊守会などに移ったこと②次年度以降、推進員養成講座を予定していること を理由に終わることになりました。様々な事業を継続することは重要ですが、ただ継続だけが目的となって内容が無くなったり、求められなく事業は本末転倒です。時間・人員・予算など限られたリソースをより効率的に活用していくため、今後とも21組教化委員会は事業を精査しよりよい教化事業を実施していきます。
本日18時より、法話の会の生中継あります!
- 2017年03月08日(水)14:31
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獅子吼の会では本日18時より、難波別院(南御堂)にて第十二回の三夜連続法話の会、第二夜を開催します。「讃歌(うた)がこころに響くとき」をテーマに、仏教讃歌を題材として会員がお話しさせていただきます。
つきましては、実験的にユーチューブにてライブ配信を行います。会場へ来られない方は、ぜひこちらでご覧ください。
一席目:難波明則「バラバラでいっしょ」
二席目:廣瀬 俊「報恩講」
三席目:三好泰紹「衆会」
2016年度近畿連区坊守会一泊研修会
- 2017年03月07日(火)22:18
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3月6日(月)~7日(火)、リーガロイヤルホテル京都を会場に『2016年度近畿連区坊守会一泊研修会』(京都教区当番)が開催されました。近畿連区を構成する京都・大阪・山陽・四国・長浜の5教区から200人近くの坊守方が参加され、とても盛会でした。
講師の海 法龍 氏(東京教区 長願寺住職)には 『現代を生きる』―寺をひらく、私をひらく― をテーマに2日間にわたってご講義いただきました。
それぞれの地域それぞれの寺で違いがあり事情もさまざまですが、留守職として寺を預かった住職・坊守が原点を忘れることなく情熱を持ってお念仏の教えを伝えていく、それが「寺をひらく、私をひらく」ということではないか との講義でした。無住だった寺を再興された経験を基に現代の真宗寺院のあり方を熱を込めてお話しくださいました。
お世話をしてくださった京都教区の皆さんに感謝しつつ、楽しく有意義な2日間を過ごさせていただきました。
次年度は大阪教区が当番教区になります。坊守・寺族女性の皆さんのたくさんのご参加を願っております。
なにかスーッとするんです
- 2017年03月07日(火)16:30
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2月19日(日)午後2時より、4組常栄寺(東住吉区住道矢田)にて「仏事に関する何でも相談」を開催しました。
講師を竹中慈祥・大阪教区駐在教導にお願いし、「雑談から始める座談会」形式で行いました。
当日は、お寺の婦人会の当番さんを中心に16人で座談会をしました。
題材は大阪教区教化センター発行の「問いと答え」No.29から「過去帳に他家の人の名前を書いてはダメ?」です。
皆さん見覚えがない様で、反応が悪かったのですが、「仏事に関する何でも相談」ということで、お内仏に関する話に流れました。
「御仏飯の上げ方」から始まって、お墓参りの話に。
ある方の「お義母さんに代わって、お墓参り行くようになってしばらくたつけど、この頃、お墓参り行くと、なにかスーッとするんです」という話に方々から同感の声が上がっていました。
その後も話題はあちらへこちらへ。質問も出ましたが、講師は時間まで解答しません。(こういうルールです)
座談の終了時間になったので、みんなで「答え」を読み上げて一旦休憩。
後半はお内仏やお内陣の御荘厳の話から「南無阿弥陀仏」へ。阿弥陀様と繋がる世界というお話を頂きました。
最後に住職からの「この様な学習会の機会を通し、それぞれの課題を見つけていって下さい」との言葉で閉会しました。
婦人会の当番が交代された所だったので、久し振りにお寺に来るという方も。ある意味恐る恐るという雰囲気もありましたが、休憩中や帰り道の方が話が盛り上がっていたようです。
後日、月忌参りでお話を伺いましたが、概ね好評で、「帰ってから家族に話をした」という声もありました。
ご門徒が、それぞれ、どの様な気持ちでお墓に、お内仏に、お寺にお参りされているのか。改めて色々気付かされる学習会でした。
第32回第2組同朋大会を開催
- 2017年03月06日(月)21:20
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2017年3月4日(土)午後1時30分から、第32回第2組同朋大会「真宗にであう講演と影絵のつどい」が、難波別院同朋会館講堂において開催され、組内外の御門徒、推進員、住職、寺族等合わせて106名のご来場を頂きました。
友澤秀三住職(南照寺)司会進行で、真宗宗歌斉唱、勤行の後続いて藤原組長の開会の挨拶がされました。引き続き第1部では浄土真宗本願寺派の青年僧侶達で結成された「ともしえ」による影絵を上演。「親鸞聖人影絵伝~出家学道~」として、『御伝鈔』拝読の余韻と共に聖人が9歳の時に出家得道された様子を題材に大型スクリーンに投影された鮮やかな影絵でありました。後に易しい法話もされた。
第2部は、三重教区からお招きした池田勇諦先生による講演で「深きいのちにめざめ、広きいのちにいきん」という講題をもとに、仏法聴聞、取り分け聞法の在り方を精神論と存在論との差異に眼目を置き、83歳という年齢を感じさせない熱く力強いお話をいただきました。