2018年06月

第二組僧侶有志の学習会

6月1日(火)午後6時より、宗恩寺(大阪市天王寺区)において、若手住職有志の企画で学習会を開催しました。

講師に教区門徒会長、参議会議員・議長を歴任された浪花益夫さん(第2組法山寺門徒)を迎え、これまでの聞法の歩みで経験されてきた事を語っていただきました。

同朋会運動が始まった願いや、教団問題の真っ最中の時の雰囲気、御自身が門徒会などに参加されることになったきっかけなどをお話下さり、住職6名と坊守1名が聴講しました。

1時間のお話に続いて30分の座談を予定していましたが、活発な質疑応答があり、時間を超過して午後8時にお開きとなりました。

第二組坊守会 学習会

さる5月22日(火)午後2時より、宗恩寺(大阪市天王寺区)で第二組坊守会の学習会が開催されました。

坊守・前坊守7名と女性住職2名、講師、会所の住職の計11名が参加しました。

今回も含めて年4回開催する学習会では、講師の藤井善隆さん(第2組即応寺前住職)に解説をしていただきながら、伊東慧明師の『阿弥陀経に聞く』の輪読を続けています。

輪読は午後3時30分に終わり、それからはケーキをいただきながら歓談タイムとなりました。

第二組坊守会では、学習会の他、総会と新年会を行っていますので、隔月で集まりがあります。

また、組の教化事業(教化委員会、推進員養成講座実行委員会など)にも積極的に参画しています。

 

 

6月の【安住荘】は了信寺前住職 高間 重光 先生でした

【安住荘】6月のご講師は、大阪教区 第19組 了信寺 前住職 高間 重光 先生でした。

高間先生は安住荘の六月を担当しておられるそうなので、ここ何年かは雨天が多く、大ぶりの日もあったそうです。それにも関わらず、毎年沢山のご参詣があることを「大変ありがたい」と感動を述べておられました。ちなみにこの日は曇りで雨天ではありませんでした。

仏法を学んだことを身につける、行。これには大きな課題があり、できるものとできないものに分かれていく。如来の回向を、「私という円の中に、仏法の知識を入れていくおさめているのではなくて、仏さんの円の中に私がある」とわかりやすく図解してお話しくださいました。

その他にもいろいろお伝えいただいた有難いことたくさんあるんですが、この辺でおわります。来月もきっと楽しい時間になると思います。ぜひお参りください。   合掌

 

7月の【安住荘】定例法話のご案内

日時 : 7月6日(金) 午後1時から午後3時ごろ

講師 : 正受寺 前住職 松山 正澄 師

【安住荘】〒547-0026 大阪市平野区喜連西5-4-14

御遠忌法要円成

去る6月9日 大阪教区第22組(出原組長)に於いて、『遇うこと 聞くこと』をテーマとし、宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要が厳修されました。

当日は梅雨に入っていましたが、快晴となり多くの参詣者が会所となる、泉大津 南溟寺にご参詣いただきました。

午後1時から藤田恭樹 御遠忌実行委員長より開会の言葉と本山よりの祝辞の代読がされました。

『親鸞が見た風景』が上映され、引き続き音楽法要 内陣には組内法中 導師は出原組長。濱田副組長が総序を表白として拝読されました。

コーラスには25名の坊守と門徒の方々、ピアノ奏者、それを指導、指揮を半年以上13組 村上奈津子師に指導をいただきながら当日の法要に臨まれました。

引き続き「親鸞聖人のご生涯」を組推協、門徒会、若樹会、住職各3名 合計12名が朗読をし、参詣の方々も熱心に聞き入っておられました。

ご法話には7組 本照寺前住職 沖野頼信 師 御遠忌テーマ『遇うこと 聞くこと』についてご法話をいただきました。

最後に苑樹 御遠忌実行副委員長より閉式の挨拶があり、無事 22組宗祖親鸞聖人750回御遠忌が円成いたしました。

22組では毎年国寄講という組のお講(行事)があります。しかしこの度の組としての御遠忌をとおし、寺族、ご門徒の方々が一丸となって一年以上会議等を重ねて円成出来、一層各寺族門徒のご縁が深まる御遠忌をお迎えできました。

 

 

マンガ「真宗仏事研究所②」【しゃらりん33号】

「真宗仏事研修所」(作・廣瀬 俊、画・上本賀代子)です。寺報などに転載していただいてもかまいません。

→マンガのみのPDFファイルはこちら

→『しゃらりん33号』PDFはこちらからご覧になれます

6月18日(月)「親鸞聖人に出遇う入門講座」は中止致します

6月18日 7時58分頃の地震により、JR在来線や地下鉄御堂筋線など公共交通機関が運休している事などを受け、本日(6月18日)予定しておりました「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」は中止させて頂きます。
ご予定頂いていました皆様には、ご理解頂けますようお願い致します。

以下、開催予定時の文章です。


きたる6月18日(月)午後6時より、「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」を難波別院(南御堂)で開催いたします。
※主催:継続聞思の会 後援:真宗大谷派難波別院

同講座は、寺族や御門徒の垣根を越えて、みんなが平らに語り合える「座談会」を中心にした入門講座です。『歎異抄』をテキストとして、親鸞聖人が明らかにされたお念仏の教えを共に学んでおります。初心者の方でも、どなたでもご参加いただけますので、楽しく語り合い、聞き合いながら、お互いの悩みや問いについて語り合ってみませんか?

◆対 象 どなたでもご参加いただけます ※事前申し込みは不要です

(入門講座ですので、是非ご門徒のご参加をお待ちしています)

◆日 時 6月18日(月)午後6時~午後8時まで

◆会 場 難波別院(南御堂)同朋会館講堂

◆参加費 無料です

◆持ち物 『歎異抄』(東本願寺出版:200円 ※会場でお買い求めいただけます)、お念珠、筆記用具など

※これからはじめて『歎異抄』を学ぼうと思われている方や、親鸞聖人についてご関心をお持ちの方、ザックバランに尋ねてみたい方、また一人ではなかなかお聖教が読みづらいという方など、一度、お気軽にご参加してみて下さい。ご一緒にお念仏の教えに我が身を学び、楽しく語り合いましょう。

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詳しくは、下記のチラシをご参照いただきまして、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。

青少年活動に学ぶ実行委員会 会議

去る6月5日に行われた会議では

前半で、前回話し合われた部会への報告の方法等について確認した後、次年度の予算・事業計画について話し合われました。

次年度から各組青年会の巡回を開始していくこと、今年度の活動を踏まえての次年度予算、予定している以上に巡回出来る場合のスタッフ費・旅費の調整について等を話し合い、教区内青年を対象とする大懇親会についても開催に向けて協議されました。

後半で、チラシについて、次年度に巡回を予定している青年会の巡回日時・参加スタッフ・活動詳細等について話し合われ、残りの時間で、過去に巡回した青年会の情報共有を行いました。

チラシにつきましては、前回までに決まった原案を最終決定とし、誤字脱字を修正したものを7月に全ヶ寺発送予定です。

当委員会では青年会に関する様々なお悩み、ご意見お待ちしております。

お問い合わせは下記まで
真宗大谷派教務所
〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4-1-11
TEL06-6251-4720
大阪教区教化委員会
「青少年活動に学ぶ実行委員会」 担当 中嶋

via PressSync

獅子吼・天満別院法話の会の動画

先日5日に天満別院で行われた獅子吼主催法話の会「蓮如上人、仰せられ候~御一代記聞書に学ぶ」の動画です。四人の会員がお話させていただいております。別院本堂が満堂になるほどの盛況でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

次回は21日(木)16:00から、茨木別院で開催いたします。こちらもお誘い合わせの上、ぜひご聴聞ください。

ちょっと聞いてこ「凡夫について」【しゃらりん33号】

凡夫について

新田修巳さん

一昨年から闘病生活を始め小康状態を保ってきた門徒の〇〇さんの容態が、梅雨の時節になった頃から徐々に悪くなりはじめてきました。それから年末も近づき、「もう、あまり長くは生きられないかもしれない」という〇〇さんの言葉が、私のこころに痛くつき刺さってきました。

年が明けて、いつものように月忌参りに寄せていただきました。これまではいつも奥様と二人で、お内仏の前に正座しておられたのですが、この日〇〇さんはベッドに座っていました。「こんなに足がむくんでいるので、正座できないのです。院主さんにお会いできるのも、きっと今日が最後だと思います。何時もお寺で、念仏は阿弥陀の喚び声であり、信心の定まるときに往生もまた定まるのだと聞かせていただいておりました。本当にありがとうございました。それで数日前から最後は笑顔でお別れの御挨拶をさせていただこうとかたく決心しておりましたが、とうとうその日が来てしまいまた。しかし、家族やご縁の深い人々ともう二度と会うことが出来ないのだと思うと居たたまれないほど辛くて……」という言葉と共に深々と頭を下げ嗚咽され、頬に大粒の涙が伝い流れました。私はその時「握手をしましよう」と言って最後のお別れの握手をしました。

それから数日後〇〇さんは亡くなりました。今こうして法事の場に座っておりますと、在りし日の思い出の数々が私の脳裏に浮かんできます。その中でも特に忘れられないのは、〇〇さんとの最後の別れのひと時です。それと同時に、数年前に、寺の同朋会で『歎異抄』をみんなで音読した時のことをとても懐かしく思い出します。「……よくよく案じみれば、天におどり地におどるほどによろこぶべきことを、よろこばぬにて、いよいよ往生は一定とおもいたまうべきなり。よろこぶべきこころをおさえて、よろこばせざるは、煩悩の所為なり。しかるに仏かねてしろしめして、煩悩具足の凡夫とおおせられたることなれば、他力の悲願は、かくのごときのわれらがためなりけりとしられて、いよいよたのもしくおぼゆるなり……」(第九章)との一節を、みんなと一緒に大きな声を出して一生懸命に読んでいた〇〇さんの声が、今も鮮明に、私の耳底に残っています。

そして私たちの全身を根底からゆさぶる「煩悩具足の凡夫」というこの言葉に触発され、今日は特に、生老病死の宿業の身にかけられた阿弥陀の悲願を、今更のごとくひとしお深くこの身にしみじみと体感させられます。

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お寺の未来~それぞれの取り組み【しゃらりん33号】

名号会~三宅3ヶ寺

共同教化のカタチ
 ―3ヶ寺寄れば 阿弥陀の智慧―

名号会

お彼岸も済んだ頃、ぽかぽかとした暖かさを感じるはずの季節だが、そんな時期を裏切るように汗ばむほど暑い日となった3月28日。第20組 玉應寺を会処に三宅3ヶ寺の「名号会」が厳修された。その発祥年も分からないほど古くから、松原市三宅地区の3ヶ寺、玉應寺・善長寺・願久寺では、お名号を毎年順番にお迎えし春の法要が営まれている。

午前中その年の当番寺の世話人が、前年のお寺にお名号をお迎えに行く。編集委員 上本がカメラ片手に撮影に行ったが、
「世話人の方は正装に略肩衣。住職さんは黒衣・墨袈裟で、共々に正信偈をお勤めするという、殊のほか厳粛な雰囲気の中、お名号が引き継がれる姿に感動を覚えた」とか。昔はこの名号会の日に、露天商の出店も出たという村祭りさながらの様相だったようだ。現在では当日に出店は出ないものの、その年の当番寺が主催寺となって、後日3ヶ寺合同のお花見が開催されているらしい。

三宅同朋の会

また、三宅3ヶ寺ではこの名号会に留まらず、「三宅同朋の会」として3ヶ寺で同朋の会を結成し、聞法会を持ち回りで開催されている。当然そこには3ヶ寺のご門徒が共々に集い、聞法会ばかりでなくバスツアーなども行われているらしい。まさに地域を基盤とした同朋の会というわけだ。

共同教化のカタチ

「未来のお寺」というコーナーに紹介するには、古風な伝統行事に思えるが、「温古知新」古きをたずねて新しきを知るという言葉がある。これまでお寺の教化活動をするということは1ヶ寺が頑張らねば、住職ひとりでなんとか活性化するようにと奮起する姿が思い描かれていたが、他寺と共同で教化活動をするという発想がここ三宅には古くからあった。この共同教化のカタチは未来のお寺像を探るヒントにならないだろうか。それは村社会だからできるのだという声もあるだろうが、都市のお寺と過疎地のお寺が繋がることや、地域を越えて、組を越えて繋がって行くダイナミックな共同教化を考えていきたいものだ。

(第17組法觀寺・廣瀬 俊さん)

花まつり~第27組淨宗寺

淨宗寺は奈良県御所市にあり、過疎の町でもあるこの土地で今年で三回目の花まつりを催すことができました。毎年手探りで、去年からは勤行の後、住職お手製の紙芝居をして、甘茶を掛け、お餅つきをするようにしました。今年は去年より大幅に増え子どもが38人、保護者やお手伝いのご門徒さんも入れて60人程になりました。数年後には市内の小中学校を一貫校にして一校にする計画があるほど過疎の深刻な町にしては本当に多くの参加となり、お手伝いしてくださった方々や、ご好意で子供たちに沢山のお菓子をお供えしてくださった方々に本当に感謝しております。

多くの参加者の背景には、住職の息子が小学三年生で地域のお友達が多く参加してくれたことがあります。私たちもそれを想定して花まつりを始めたところもあります。『子供の頃に「お寺が楽しかった」というイメージを。また楽しいだけではなく手を合わせることの尊さを感じて欲しい。今すぐに何かの結果を求める訳ではなく、何十年先への法灯への種になれば……』そんな思いで始めた花まつりですが、数年後に子供達も成長し、参加が減っていくかもしれません。その時には、子育てや仕事を終えてゆっくり過ごせるようになった大人たちによる花まつりをしたいと思っています。

しかし、前向きな気持ちばかりではありません。この中のどれだけの子供達がこの町に帰ってきてくれるのだろうかと思うと不安に思う気持ちもあります。

(第27組淨宗念寺・畠中晃子さん)

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22組 宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要

来たる 6月9日。大阪教区第22組では泉大津 南溟寺を会所とし、宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要が厳修されます。

当日に向けて先日、5月28日には音楽法要と『親鸞聖人のご生涯』朗読の全体練習。

6月5日は会所となる南溟寺ご門徒さんが仏具おみがき、同日光泉寺では坊守会と各寺院ご門徒さんが本番最後の音楽法要の練習に参加されました。

6月7日は若手(若樹会)が仏華研究会「ちいちの華」に立華の指導を受け、荘厳されていきました。

8日には寺族、ご門徒が集まり法要の準備、いよいよ9日をお迎えすることとなります。

 

 

22組宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要日程

 

13:00 開式の挨拶(御遠忌実行委員長)

『親鸞の見た風景』上映(60分)

14:10 休憩

14:30 音楽法要

15:15 休憩

15:30 『親鸞聖人のご生涯』 朗読

16:00 法話 沖野頼信 師

16:30 恩徳讃 閉式の言葉(御遠忌実行副委員長)

 

一組青年会

一組の青年会は、日頃の勉強の成果を発表する場として2年に一度、春の法要を勤修しています。今年は6月2日(土)に葬儀告別式の形で執り行われました。組内、八ヶ寺の若手僧侶の出仕は、さすが若く張りのある声で、次代を担う力強さを感じました。

 

絵本『いらいららっぱ』【しゃらりん33号】


『いらいららっぱ』頒価500円

当書籍はしりとりをしながら、楽しい言葉遊びができる絵本です。

初めて本に接する幼児から幼稚園くらいのお子さんまで親しんでいただける内容となっており、「初参式」でお寺に来た赤ちゃんへの記念品や、誕生のお祝いの贈り物にも最適です。

どうぞお求めくださいますようお願いいたします。。お問い合わせは大阪教務所まで。

  

前期最終回!第五回推進員養成講座

6月2日土曜日茨木別院に於いて第五回推進員養成講座が開催されました。

今回のテーマは「どうして法事を勤めるのか」です。

松山正澄先生、5回の講義ありがとうございました。

さて、いよいよ残りは後期講習です。真夏の本山2泊3日ともに楽しく過ごしましょう!

第7回スタッフ会議

5月30日18時より茨木別院フリールームに於いて、座前期最終回の第五回推進員養成講座に向けて、7回目となるスタッフ会議が開催されました。

今回のテーマ、「どうして法事を勤めるのか」に沿った問いの確定、参加スタッフ、当日担当の確認が行われました。また、後期講習参加者の申し込み見通しについて報告されました。10名以上参加確実・・・!?