仏青研修旅行・他教区交流会 2日目
- 2025年04月05日(土)13:11
2日目スタート。
まずは金沢東別院で、朝のお勤めに参加させていただきました。
金沢東別院(大谷派)は「東別院」と呼ばれ、親鸞聖人が明らかにされた念仏を聞法する道場です。
その歴史は戦国時代にさかのぼり、1546年に加賀国石川郡の門徒衆によって、現在の金沢城跡地に「みたう(御堂)」として建立されたのが始まりです。本願寺第10世証如上人から木仏本尊・親鸞聖人御影などが授与され、本格的な寺院であったことがわかっています。やがて一向一揆の拠点となり、「御山(おやま)」と称されるようになりました。
1580年には、織田信長の将・柴田勝家勢の攻撃を受け、ついに陥落。
その後、金沢城に入った前田利家と和睦し、再興がなりました。第12世教如上人が東本願寺をおこすと、これを支持する加越能三カ国の門徒衆が新たに御坊を建立し、「東末寺(ひがしまつじ)」として出発することとなります。1634年に現在地に寺基を定め、たびたびの炎上を乗り越え、復興を遂げました。現在では、地域における真宗大谷派の重要な拠点であり、歴史的な建造物としての価値も高く、多くの人々が訪れています。

金沢東別院山門

山門前は参道が整っており寺内町の風情

阿弥陀堂の重々しい鉄扉。震災時はガタガタと信じられないほどの大きな音がしたそうです

阿弥陀堂正面より。ご輪番からも少しお話を伺わせていただきました
朝食を終え、今回炊き出しのお手伝いをさせていただく輪島へ。
金沢から北上し、羽咋市、志賀町、穴水町を経て輪島市へ。志賀町あたりから風景が少しずつ変わっていくのがわかり、輪島市の手前からは景色が一変します。震災・津波の爪痕がそこかしこに残っています。

道中の石材店

輪島近辺では多数見かけられた「インスタントハウス」

地面の起伏もずっと続く。途中ハンドルを取られるような場所も
炊き出しのお手伝いをさせていただく「道下集会所」で、他教区交流会でも顔を合わせている金沢教区の松扉さん崖さんたちと合流。集会所にはもう何人かお集まりのようでした。
大阪からたこ焼きを焼きに来る、という事前連絡もあって大盛況。
たこ焼き器4台を駆使するも、少々お待ちいただくこととなり、嬉しいやら(汗)。事前に練習しておいてよかった、と会員一同振り返っておりました。お待ちいただいている間に、皆さんから震災の様子や事後のあれこれをいろいろ話してくださいました。ただ、それほど悲観的なものではなく、皆さん前に向いて歩まれているように聞こえてくるようでした。どこかで自分勝手に悲観的なものである、と決めつけていたのかもしれません。大いに反省すべきことでした。
無心で生地を作り、焼き続けること数時間。各々の担当を全うし、無事に終了。本当に皆さんお疲れ様でした。

みんなテキパキ。事前の練習が功を奏しました♫

たこ焼き器フル稼働🔥

お陰様で大盛況♫
セルフのソース選びに戸惑われる方も(笑)

皆さんお疲れ様でした!!
その後は輪島市中心地の宿泊所へ移動し、お近くの浄明寺さんで慰労会・歓迎会を催していただきました。お疲れのところをおもてなしいただき、本当にありがとうございました。

金沢教区の松扉さん・崖さん始め、皆様大変良くしていただきました。ありがとうございました。

懇親会でもたこ焼きは好評をいただきました♫ 焼いて焼いて・・・・

焼きまくって・・・・

終盤は技術の継承に至りました
翌朝、宿泊所のご主人にお聞きしたのですが、宿泊客の3割がボランティア、残りは建築業関係の方ばかりだそうです。作業着を着た建築業の方は、私達よりも遅い時間に宿泊所に帰ってこられ、日が上がり始めた頃にはもう出発されておられました。本当にお疲れ様です。