第二組 聞法会を開催しました

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2024年8月5日(月)午後2時から、第2組聞法会が、天王寺区の光照寺(墨林浩住職)で、組内の住職や坊守、そして門徒や推進員22名が参加して、開催されました。

今回は、先月に引き続き、講師は宮部渡先生(15組西稱寺)による「初めての正信念仏偈」で、担当は「本願名号正定業~雲霧之下明無闇」でした。まず、復習を兼ねて皆で読み下し、先生が時折「歎異抄」の言葉などの説明を加えながら、現代語訳を読まれました。特に、親鸞聖人が、海と言うことにこだわられ、広大で深い本願のはたらきと言うものを表現されています。

この部分は、「如来所以興出世」から釈迦章が始まりますが、その前段4行は弥陀章の最終です。

休憩後は、「摂取心光常照護~雲霧之下明無闇」を、お得意の紙芝居で。

竹中知秀先生の「えらばず、きらわず、みすてず」を紹介されながら。

作品は作者がジョージ秋山の「浮浪雲(はぐれぐも)」(全112巻)の一節ですが、1993年から2017年まで、小学館発行の「ビッグコミックオリジナル」に連載された江戸時代末期を舞台にしたコミック。元武士で、今は問屋場の主で道楽者の父「雲」、母「かめ」。兄12歳「新之助」、妹「花」の家族。

父子の会話を中心に、家族4人を描いた、コミカルにして実は深い話が語られます。

新之助君の悩みを聞いて、父は、「悩むことを恐れないでください」と言います。

雲や霧の正体は何か?

煩悩だらけの私たちが、その身から出るはずのないお念仏が出てくださったと言う歓喜が起こる。その煩悩のお陰で涅槃を得ることが出来ると話されました。

(レポート:本持 喜康〈即應寺〉)