第2組・清水拓

第二組 報恩講のご案内

報恩講は、宗祖親鸞聖人のご遺徳をしのびつつ、私たちの信心を確かめ合う、真宗門徒にとって最も大切な仏事であります。

大阪教区第二組でも、下記の通り本年の報恩講をお勤め致します。

お勤めの後、本願寺派の蕚 慶典(はなぶさ けいてん)壽光寺前住職による『高座法話』を拝聴します。

どうぞお誘いあわせの上ご参詣下さいます様お願いします。

また、準備の都合上、11月14日までにお手次の2組寺院までお申し込みください。

 

 

日時 11月21日 午後4時~7時

会場 即応寺 阿倍野区阪南町1丁目23番13号

https://maps.app.goo.gl/BJmcH2KXn8WvvMec6

あゆみ通信 VOL.199

 

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第199号(2025年11月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼門徒会との合同研修会報告

▼今年最後の聞法会が開催されました

▼第2組報恩講にご参集ください

▼物忌み(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼如是我聞
乙部大信先生法話聞書 佛足寺 細川克彦

▼大推協通信 公開講座のご案内

 

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あゆみ通信199

第2組聞法会 開催

 

10月16日(木)午後2時から、阿倍野区の西教寺(松本隆信住職)で、門徒と推進員等、そして組内の住職や坊守などの27名が参加して今年最後の第2組聞法会が開催されました。

最初に、墨林浩組長から開会挨拶。そして、松本住職による調声で「正信偈」「念仏・和讃」「回向」を全員で勤めました。

講師は先月に続き、廣瀬俊先生(17組 法觀寺住職)が、「本師源空明仏教~唯可信斯高僧説」までを話していただきました。

まず、先生はお経の意訳を説明されたあと、何故、源空(法然)上人が仏教をあきらかにされたのかについて、金子大榮師は①「機を知る」~誰を救うのか、善悪凡夫人、つまりあらゆる人々をであると。②「所を得る」~何処で救うのか、興片州、お念仏の教えをここ日本に伝えた。③「時に相応している」~どんな時代に救うのか、弘悪世、煩悩に満ちた時代にと、機と所と時このことに相応していなかったら、仏教を明らかにしたとはいえない。今ここで私が救われていくと言うことが成立しないと仏教の教えが素晴らしい教えとはいいがたい。だから法然上人は、いま、この日本で選択本願と言う教えを、この時代に説いてくださったと言うのは、仏教を顕かにされたと言えると話されました。

ここで大切だと思うのは、「善悪凡夫人」と言えるのではと。ええ人悪い人は私の都合で決めている。法然上人は、この私も誰かにとっては善人かも知れないけれど、誰かにとったら悪人かも知れない。つまり、善悪凡夫人は、すべての人々と言う意味なのだと。

そして、「生死」について、私たちはあらゆる物事をええこととあかんことの二つに分けて考えることを、仏教では生死と言うと。いつだって物事を善し悪しの二つに分けて考える。その中心は、いつも自分の思いであると。我々が苦しいと思っている根本は、物事を二つに分けることなのです。その二つに分けて比べる「迷いの世界から出ませんか」と言うのが、この部分なのです。

そのことをここでは本願を疑っているからと言われますと、話されました。

「正信偈」最後の結びの4句、「弘経大士宗師等 拯済無辺極濁悪 道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説」は、お経を広められた七高僧はあらゆる人々を救う。その七高僧の教えを聞きなさい。で依釈段の結びが終わります。七高僧は何を説いているかと言うと、お経を説かれている。つまり、お経に戻りなさいと言われていると。つまり、もう一度頭に戻ってお経を聞きなさいと。お経の教えに照らされなさと、言うことを形作っておられるのではないかと思うと話されました。

 

(休憩後)

休憩後のお話で、先生は法然上人のことを話すにあたっては、親鸞聖人のご生涯を一度見ていくことが大切だと。どうして親鸞聖人は法然上人のもとへ行かれたのか。法然上人の何にと言うことを考えてみたいと始められました。

それは3年B組金八先生と言うテレビで、金八先生が、茨木のり子さんの詩「ぎらりと光るダイヤの日」を紹介されたのを見て、「本当に生きると言うこと」に注目されたと。

そして、親鸞聖人が比叡山での修行で、「本当に生きると言うことは」と、求めても見えてこない。本当の仏教を求めて、19歳の時に磯長の聖徳太子廟で、29歳で六角堂に参籠されて夢告を受けられ、吉水で法然上人に出会われて、「善き人にも悪しきにも、同じように生死出べきみちをば、ただ一筋に仰せられ候いし」(「恵信尼消息」)。しあわせになるために、生死出べき道を誰もが生まれて来たのだと。念仏者で作家の高史明さんのご長男の遺作詩集や、さだまさしさんの歌詞「いのちの理由」(法然上人800年大遠忌、法然共生イメージソング)、そして障害を持ちながら画家の星野富弘さんの「愛、深き淵より」等を紹介されながら、親鸞聖人が法然上人に出会って、「善悪凡夫人」「生死の世界を出る」ということを『正信偈』に納められたのではと思うと締めくくられました。

閉会は恩徳讃斉唱し、今年の聞法会を終わりました。(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)

第2組門徒会員研修大会&あゆみの会合同研修会が開催されました


2025年10月2日(木) 午後1時30分から、天王寺区の光照寺(墨林浩住職)をお借りして、第2組門徒会員並びにあゆみの会の推進員等13名が参加して、第2組門徒会員研修大会&あゆみの会合同研修会が開催されました。

真宗宗歌を3番まで斉唱し開会。墨林浩組長と門徒会を代表して吉田雄彦副会長からご挨拶をいただきました。

そして乙部大信先生(第3組 恩楽寺住職)を講師にお招きし、「念仏修行~世のなりわいにいそしまん」と題してお話をいただきました。

冒頭、先生は幼少から家族ぐるみでそろばんを教えてもらった熱心な総代さんのご家族の話をされて、発病から半身不随になり介護の生活を通して、困難を乗り越えてお母さんを中心にご家族が結束して看病をされ、お父さんが往生をされた姿を通して「一切衆生悉有仏性」と話されました。

先生は、講題の「修行」と言うことについて、「修」という漢字の成り立ちを説明され、それは象形文字を表していて、川で髪を洗い流す姿で、汚れを落として清浄な身にかえる。すなわち本来の願いのところに戻りなさい、元の自分に帰りなさいと。
お釈迦さまは仏法聴聞することを修行と言われ、それを命日(集まり話を聞く日)にやりなさいと。蓮如上人も、みんなで集まって念仏修行をしなさいと話されました。 何故修行するのかについて、煩悩の身であるからと。

休憩後、先生はお釈迦さまが出家されて、修行されて発見をされた「阿弥陀」や、釈迦とパセナディ王との物語、蓮如上人の聞法を聞いてもすぐに忘れると言う人に「ザルを水に付けよ」とされた話などを話していただきました。

また、カウンセラーをされている先生が対応されたお話や、清澤満之師の「天命に安んじて、人事を尽くす」仏さんの心に身を委ねて、ザルを水に浸けるように人事を尽くせと、自分の生業を誠心誠意、やっていこうと言われたと話されました。

最後に、真宗宗歌の1番から3番の歌詞を、たどりながら、仏さんの徳をいただきながら、共に生きましょうと言うことが詠われていますとしめくくられました。

恩徳讃斉唱のあと、細川克彦あゆみの会会長から挨拶があり、終了しました。
(レポート・写真;本持喜康〈即應寺〉)

あゆみ通信 VOL.198

 

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第198号(2025年10月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼第2組聞法会5開催

▼第2組聞法会6

▼所長巡回終わる

▼親鸞のことば

▼いのちのキャッチボール(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼11月の仏事 第2組報恩講

▼如是我聞
廣瀬俊先生法話聞書
佛足寺 細川克彦

▼紙上法話 和国の教主10 親鸞聖人における聖徳太子観
池田勇諦先生  続観世音菩薩の発遣

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あゆみ通信198

第2組聞法会が開催されました

2025年9月6日(土)午後2時から第2組聞法会が、浪速区の唯専寺で、組内の住職、坊守や門徒、推進員等20名が参加して開催されました。

墨林浩組長(光照寺)の開会、本田住職による調声で、「正信偈」「念仏・和讃」「回向」を全員で勤めました。

今回から、講師は廣瀬俊先生(17組、法觀寺住職)が御担当で、善導章~親鸞章までをお話いただきます。今日は、善導章を、いつも通りの資料と小道具を駆使されて、ユーモアを交えながら分かりやすくお話いただきました。

先生は、善導大師が著された『観経疏』で、「王舎城の悲劇」の韋提希夫人の問いにお釈迦さまは、答えて「定善十三観」「散善(九品)」そしてお経の終りに、阿難がお釈迦さまに質問するくだりまでを話されました。

そして、善導章の「善導独明仏正意~」以下を意訳されて、善導大師はただひとり、これまでの誤った説を正して、「まことのこころ」をあきらかにされたと紹介され、善導大師が「仏の正意(まことのこころ)」を明らかにしたと言うことは、『正信偈』の冒頭にある法蔵菩薩の願い(正信偈のメインテーマ)―「法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所」を再度確認されていることに依ると。

休憩後は「まことのこころ」について、「アンパンマン」作者のやなせたかしの言葉や、あんぱんまんの歌詞、また元アメリカ海兵隊のアレンネルソンさんが、ベトナム戦争で体験した後、20年近くPTSDで苦しみながら医師にたすけられ、克服。その後10年余り来日して、全国で体験を講演(難波別院でも2007年2月に研修会で講演)するなど紹介しながら、まことのこころについて、話されました。

そして、『歎異抄』の親鸞聖人の「如来よりたまわりたる信心」は、蓮如上人の『御文』にある「信心と言える二字をば、まことのこころと訓(よ)めるなり」と話されました。

終わりに、全員で恩徳讃を斉唱して、墨林組長から次回の聞法会は10月16日(木)午後2時から、阿倍野区の西教寺で、引き続いて廣瀬俊先生で開催との紹介がありました。

(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)

あゆみ通信 VOL.197

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第197号(2025年9月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼門徒会との合同研
修会にご参加を

▼第2組聞法会「正信念仏偈」

▼第2組聞法会開催

▼池田勇諦師がご逝去

▼親鸞のことば

▼心の眼は開かれている(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼如是我聞 宮部先生法話聞書 細川 克彦(佛足寺)

▼紙上法話 和国の教主9 親鸞聖人における聖徳太子観
池田勇諦先生  続・観世音菩薩の発遣

 

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あゆみ通信197

第2組聞法会開催

 

2025年8月6日(水)午後2時から、天王寺区の光照寺(墨林浩住職)で、猛暑の中第4回第2組聞法会が開催され、組内の門徒や推進員、住職、坊守23名が参加しました。

墨林組長の開会の辞の後、「正信偈」・「念仏・和讃」・「回向」を全員で勤めました。

「初めての正信念仏偈」をテキストに、講師は前月に続き宮部渡先生(第15組西稱寺)による曇鸞章と道綽章を学びました。

冒頭、聞法について、『真宗』誌(1996年)に掲載された、1995年の阪神淡路大震災で被災された神戸の住職が被災と復興の記事に書かれていた、蓮如上人の「火の中を 分けても法は聞くべきに 雨風雪はものの数かは」と言う言葉を紹介されながら。つまり、仏法を聞くことが大事なことと話されました。

そして、曇鸞大師が菩提流支と出会い、不老不死の仙経を焼き捨てて、天親菩薩の浄土論の註釈をされ、自力と他力について明らかにされ、道綽禅師は出家、法難・還俗、再出家と言う苦難を経て、曇鸞大師の生涯に触れ、一念発起して聖道門・浄土門をあきらかにされたと話してくださいました。

閉会は恩徳讃斉唱し、墨林組長から、9月6日(土)午後2時から、浪速区の唯専寺で開催、講師は、17組法觀寺住職の廣瀬俊先生ですと、次回の案内がありました。

(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)

~~本年度 今後の聞法会は下記の通りです~~

第5回 9月6日(土)午後2時
会場 唯専寺(浪速区敷津)
廣瀬俊師(17組法観寺住職)

第6回10月16日(木)午後2時
会場 西教寺(阿倍野区東天下茶屋)
廣瀬俊師(17組法觀寺住職)

 

 

第2組聞法会開催

 

7月15日(火)午後2時から、阿倍野区の法山寺(藤原 憲住職)で組内の住職、坊守、門徒、推進員23名が参加して猛暑の中、第2組聞法会が開かれました。

墨林 浩組長(光照寺住職)が挨拶。藤原 憲住職の調声で「正信偈」(草四句目下)・念仏・和讃・回向を唱和しました。

今回のご講師は昨年もお話しいただいた宮部 渡先生(大阪教区第15組 西稱寺住職)で、今回は天親菩薩章の前半についてお話しいただきました。

はじめに、一般に仏教は釈尊から始まったと言われているが、浄土真宗では、弥陀の本願から仏教は始まったと言われていると。

このことは『歎異抄』第2章に「弥陀の本願まことにおわしまさば、釈尊の説教、虚言なるべからず。…」(第2版聖典P768)に表されていると。そして、善導、法然、親鸞に伝えられてきたと。

また、「千部の論主」といわれた小乗仏教の大家、天親菩薩が兄の強い勧めを受けて、小乗仏教を捨てて、浄土の教えに帰されたことを親鸞聖人はとても大事にいただかれ、「正信偈」の天親菩薩章の冒頭に「天親菩薩造論説 帰命無碍光如来」と謳(うた)っておられると。

休憩後は、「群生を度せんがために、一心を彰(あらわ)す」の「一心」について、「皆さんは“南無阿弥陀仏”一つの心でもって暮らしてきましたか?」と尋ねられました。

そして、凡夫である私たちには、一心は成り立たないのではないか。二心も三心もあるのが私たちではないかと。

しかし、そんな私たちを捨ておかない「はたらき」を本願というのであると。

「一心」が私の心にまで成って下さっていることに気づくことが信心であると話されました。

~~本年度 今後の聞法会は下記の通りです~~

第4回 8月6日(水)午後2時
会場 光照寺(天王寺区上汐)
宮部渡師(15組西称寺住職)

第5回 9月6日(土)午後2時
会場 唯専寺(浪速区敷津)
廣瀬俊師(17組法観寺住職)

第6回10月16日(木)午後2時
会場 西教寺(阿倍野区東天下茶屋)
廣瀬俊師(17組法觀寺住職)

 

(レポート・写真:細川 克彦〈佛足寺〉)

あゆみ通信 VOL.196

 

 

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第196号(2025年8月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼第3回聞法会開催

▼第2組聞法会案内

▼ 予告 門徒会と合同研修会

▼親鸞のことば

▼あらためて法蔵さん(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼第41回第2組同朋大会講師決まる

▼紙上法話 和国の教主⑧ 親鸞聖人における聖徳太子観
池田勇諦先生

 

 

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あゆみ通信196

第二組聞法会が開かれました

 

2025年6月17日(火)午後2時から、天王寺区の專行寺で、組内の住職、坊守、門徒、推進員26名が参加して、第2組聞法会が開かれました。

 墨林浩組長(光照寺住職)の挨拶の後、正信偈草四句目下・念仏・和讃・回向をお勤めしました。続いて、先月から2回目となる大橋恵真先生の法話が始まりました。

 先生はレジュメを用意して下さり、今回は「正信偈」の龍樹大師章の後半、「宣説大乗無上法」から「応報大悲弘誓恩」のところをお話し下さいました。

 一般に仏教各宗において、龍樹大師は八宗の祖と仰がれ、難行苦行をされて、菩薩の階段の41位、歓喜地に至られ、「空」の教えを説かれたといわれているが、親鸞聖人は「正信偈」の中で龍樹大師は、煩悩をなくすことができないということに深く気づかれ、「南無阿弥陀仏」の教えに帰して救われたのであると。その点において、我々凡夫が「南無阿弥陀仏」と称えて救われていくのと同質であると教えてくださいました。

 休憩後、涅槃」ということについて金子大栄師の、涅槃とは完全燃焼であるという言葉を紹介され、それは燃えカスがないこと、例えば愚痴がないことであり、何事も他人のせいにすることなく、ただありがとうと言って死んでいけることではないかと話されました。

 さらに「大悲」について、例えば人が一緒に泣いてくれることで救われる(同悲)ことがあるように、仏さまのそのような働きを大悲というのでしょうという、これも金子先生の言葉を引いて話されました。

 レジュメでは「大悲」の意味として、仏様が私の人生の悲しみやきを我がこととして受け止め、いっしょに悲しんで下さるということであると書かれています

 私の心の、煩悩より深い所にある大悲する心に目覚めて下さいと結ばれました。

 私はそれはどういうことか、よくよく考えてみたいと宿題をいただきました。

(レポート・写真:細川克彦〈佛足寺〉)

あゆみ通信 VOL.195

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第195号(2025年7月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼第2組青年僧有志と合同研修会開催しました

▼第2組聞法会

▼親鸞のことば

▼親鸞聖人との出会い お朝事に思う④(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼門徒会との合同研修会

▼第2組聞法会開催

 

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あゆみ通信195

第2回あゆみ例会を開催

 

 

 第1回あゆみ例会は大阪教区慶讃法要への個人個人の参加を当てることといたしましたが、去る6月12日(木)午後2時より、第2回あゆみ例会が、第2組青年ご住職有志との合同研修会(コラボ)として、稱念寺(岸野龍之住職)を会場に開かれました。

 進行は吉田雄彦氏(法山寺門徒)が勤め、真宗宗歌斉唱の後、細川克彦あゆみの会会長(佛足寺門徒)が挨拶を述べました。

 今回のご講師は、同じ2組の喜佐上信証先生(紹隆寺副住職)です。

 先生ははじめに、大学を卒業されてしばらくして祖父の死に出会われたことを話されました。死は誰一人避けられないこと、また祖父と心の中で向きあっていると自分の生が問われているように思えると。

 先生はレジュメを用意して下さり、「白骨の御文」や仏典童話「キサーゴ―タミーの話」を紹介されました。

 また、ある人の投稿「一生を終えて残るのは」の文章を読み上げられ、両親から受けた有形無形の施しを消費するだけでなく、次の世代に伝えていくことが自分が生を受けた意味なのかもしれないというお話も紹介されました。

 その他にもご用意いただいた資料を読み上げられました。

 休憩後は座談会が持たれました。

 吉田氏の司会で、僧侶と門徒がお互いに気兼ねなく、普段感じたり考えていることを話し合いましょうと切り出しました。

 ある門徒の方は、お寺さんが門徒宅に逮夜参りや法事で出かけられることも大切ですが、お寺に門徒が集まって、交流し、また、仏法に出会える機会を作って下さることも大事ではないかという意見を述べました。

 また、あるご住職は大事だと思っているが、なかなか踏み出せないと話されました。

 また、漠然とそういうことを要望するより、ご住職一人ひとりにお願いしたらどうかという意見も出されました。

 また、法事で共に会食を勧められたら、お受けして交流を深めたいというご住職もおられました。

 侃々諤々、僧侶の方も積極的に発言して下さり、課題がいくらか見えてきたような座談会でした。

 最後に恩徳讃を唱和し、閉会となりました。

 今回の参加者は、僧侶9名、門徒5名でした。(レポート・写真:細川克彦〈佛足寺〉)

あゆみ通信 VOL.194

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/細川 克彦 会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第194号(2025年6月1日号)が発行されました。

【第1面】

▼聞法会スタート

▼第2組青年住職有志と合同研修会を開催(案内)

▼第2組教化委員会報告 次年度第41回第2組同朋大会の講師等決まる

▼親鸞のことば

▼過去帳から お朝事に思う③(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼第41回第2組同朋大会

▼第2組合同報恩講・同朋総会

▼紙上法話 和国の教主⑦親鸞聖人における聖徳太子観
池田勇諦先生

▼お悔やみ申し上げます

 

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あゆみ通信194

第2組本年度の聞法会スタートしました

5月24日(土)午後2時から天王寺区の稱念寺(岸野龍之住職)を会場に、講師の大橋恵真先生(第18組遠慶寺住職)をお迎えして本年度第一回目の聞法会が開催されました。あいにくの雨で足下が悪い中を組内の住職や坊守、寺族と門徒や推進員19名が参加しました。

真宗宗歌で開会、「正信偈」「念仏・和讃」「回向」を岸野龍之住職の調声で勤めました。

今回から、『正信念仏偈』の「依釈分」と言うことで、①「印度西天之論家 中夏日域之高僧 顯大聖興世正意 明如来本誓応機」と②「釈迦如来楞伽山 為衆告命南天竺龍樹大士出於世 悉能催破有無見」について、学びました。

先生は、最初に構成について、復習として説明された後、それぞれの「訓読」「語句の意味」「意訳」「考察」についてお話されました。

特に、今回のメインの課題の「有無の見」について、「歎異抄」の親鸞聖人のお言葉を紹介されながら「執着する心が私たちの迷いを深め、苦悩の基になっていること」と、詳しく説明いただきました。(レポート・写真:本持喜康〈即應寺〉)